漫画「だがしかし」ジオラマ完成!



後日報告になって大変すみませんが、先週の1/18(水)発売の少年サンデーに、私が製作した漫画「だがしかし」の主人公が住む「シカダ駄菓子」のジオラマが掲載されております!

まだ書店、コンビニに残っていればいいのですが・・・・こんな表紙です。

少年サンデー

表紙デザインがかなり渋すぎて「マギ」の本かと思ってしまい、私も本屋で探した際に、見つけられませんでした(笑)

Amazon、Kindle版でも購入できます!


                 



だがしかし_ジオラマB2


漫画やアニメをご覧いただいていた方には馴染みの佇まいが、現実に現れたかのような姿に!!


シカダ完成_1B


依頼主である小学館・少年サンデー編集部さまに提案した際のジオラマプラン図。ほぼその通りに、いやそれ以上のボリュームで完成しました。


だがしかし_ジオラマB1


構想にあるように、駄菓子屋の左横の道と、その横にある農作業小屋、電柱もしっかりと再現しましたので、
ジオラマ左サイドからカメラを構えると・・・・



シカダ完成_2B


手前の電柱(構想ではコンクリート製でしたが、木製電柱に変更)とその奥に見える駄菓子屋の組み合わせに奥行きが生じて、どこからがジオラマでどこからが実景なのかわからない。。。

ちなみに、電柱の上にある「電線」は借景の中の本物。よい感じに重なるように撮影しています。借景を上手い具合に取り込むのもジオラマ撮影のテクニック!

だがしかし紹介

駄菓子屋の正面からの撮影の際にも、ガチャガチャやアイスケース等のアイテムを画角に入れるようにアングルを入れると、背景にうっすらこのトタンの小屋が映り込みますので、計算通りのサイズと大きさでした。


上記のアイデアスケッチでは、このジオラマの趣旨は「外観重視」でしたが、「駄菓子屋なので内部もしっかりと見せてほしい」という要望をうけて、最初のプランからかなりサイズ等を見直して、しっかりと内部がみれる「カットモデル」のようなジオラマに。どちらかといえば「ドールハウス」に近いものになりました。1Fの駄菓子屋内部をみせると言うことは、2Fの主人公のココノツ君の部屋もカットモデルで見せられるはず。。。
ここでまた、当初の構想よりもさらに作り込まねばならない事態に。

結果としてこのようなサイズになりました!


シカダ_ジオラマ全体


スケールを1/24にしたのは、一般的な「ドールハウス」のスケールは1/12であり、その半分のサイズとしてハーフサイズ(1/24)が存在します。今回は僕が作る「男のドールハウス」としてのコンセプトがありました。
また、ウルトラマンなどの特撮プロップとして1/25スケールがよく使われるので、その特撮用ミニチュアの意味もありました。とても作り易く、再現性も高いので今後はこのスケールでの製作が増えるような気がします。

さて、1/24スケールではどれぐらい作り込めるのかと言えば・・・

つるし完成_B


駄菓子屋によくある「吊るし玩具」の再現。

写真の端に写っている1円玉で大きさをご確認くださいませ!

次回には室内の様子を紹介します。

で、・・・・

このジオラマは少年サンデーさまに掲載用に作った訳ではなく、イベントの展示用のジオラマです。

大変直前ですみませんが、本日(2017年1月22日)から全国で展開される
次世代ワールドホビーフェアで展示されます。今日は名古屋ドームにて無料展示です!

http://www.whobby.com/

本日を皮切りに、東京(幕張)、大阪、福岡にて展示されますので、是非直接見に来てください。




現在、高知・海洋堂ホビー館で開催中のジオラマ展示会。四国初上陸
2月26日まで延長しました!

海洋堂四万十ポスター





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2016年情景師活動総括(ジオラマ編)


2017年

新年あけましておめでとうございます。
今年も「情景師アラーキーのジオラマでショー」をよろしくお願いいたします。

年賀ゴジラバージョン_B

毎年我が家の年賀状はジオラマと最新の我が夫婦を合成した「ジオラマ年賀状」なのですが、採用している写真が、まだ誌面で発表を控えている作品をアレンジしておりますので、ここでは仮の年賀状をご紹介いたします。去年の年末に届きました、海洋堂さんが発売したシン・ゴジラ雛形レプリカゴジラを登場!。ゴジラファンならば説明不要、・・・噂の10万円もするフィギュアです。いや、好きとはいえ流石に悩みましたよ。しかし清水の舞台から飛び降りる覚悟で買いましたが、買って大正解でした。もちろんしばらく無駄使いは控えます。
2016年といえば、良質な日本映画(実写/アニメ)が公開された伝説的な年。その中でももっとも熱を入れた「シン・ゴジラ」は、我が夫婦もエキストラで参加していることもあり、思い出深い作品になりました。その話もいずれこちらで書かねばと思いながらも・・・本当に忙しい、まさに「師走」でした!


2016年は12月26日に最後の作品を納品して、ようやく仕事納めとなり、久しぶりにゆっくりとした休みを取れる正月を迎えることが出来ました。

ジオラマ作家として独立1年目であった2016年。激走した1年でした。
ジオラマで生計を立てる・・・一体何が出来るのか?は「まずは出来る事はすべてやってみる」という信念で、頂いた仕事はなるべく断らずにすべて受けてしまったゆえに、本当に息切れしそうな状態でした。しかし、それ故に一つ一つの仕事の手を抜く訳にはいきませんので、集中力とクオリティー維持のバランスを取るのが、自分に課せられた試練だったと思います。
本来であれば年末にやるべきネタではありますが、昨年の仕事を振り返ってみたいと思います。
まずは製作したジオラマ編です!

※それぞれのジオラマの詳細は←左のバナー(スマホでご覧の方はPC表示モードで)に各項目がありますので、製作記事などがレポートされています。



<ジオラマアウトプット-1:ジオクレイパージオラマ>

特撮スタジオ1

1/2500 scaleの超緻密な連結式都市型トイ「ジオクレイパー」のプロモーションを兼ねたジオラマを製作。
2月に開催された、造型の祭典「ワンダーフェスティバル2016 冬」にて、ジオクレイパーの企業ブースに展示されました。映画のスタジオで、ミニチュアを使った「特撮撮影風景」という想定の「ミニチュアのミニチュア」コンセプトでジオクレイパーの新しい楽しみ方を提案しました。

※こちらは現在、東京・浅草橋にオープンしたジオクレイパーのショールームに期間限定で公開中です!

https://geocraper.localinfo.jp/posts/1644005


<ジオラマアウトプット-2:ダムキーパー風車塔ジオラマ>

ダムキーパー展B1


アメリカのアニメスタジオ「トンコハウス」様からの依頼で、同スタジオ初の大型展示会「トンコハウス展」に展示する為に、このアニメスタジオが初めて手がけて、世界各国の短編アニメ部門の賞を総なめにした映画「ダム・キーパー」の主人公が住む、大気汚染のガスを蹴散らす巨大扇風機である風車塔のジオラマを製作しました。断面カットモデルで室内も細かく再現し、巨大な風車のギミックも再現しました。納品したこの作品は、トンコハウスのビジネスパートナーである、映像コンテンツ会社「株式会社アニマ」さんの会社ロビーに展示中です。

↓アニマさんのHP
http://www.studioanima.co.jp/




<ジオラマアウトプット-3:TV CM撮影用ミニチュア その1>


森永3

森永乳業のラクトフェリンヨーグルトのCM撮影用のミニチュアとして1/50scaleのヨーグルトの研究員が使っている事務機器のミニチュアをすべて自作しました。好評に付き、第2弾のCM用のフィギュアの製作もお手伝いしております。







<ジオラマアウトプット-4:TV CM撮影用ミニチュア その2>

プレモル秋缶_2


プレミアムモルツの秋の特別缶のFacebook Web CM用のジオラマを担当しました。

缶に描かれた秋の京都のイラストを借景として紅葉狩りを楽しむ観光客というコンセプトで、ジオラマを設計。多忙期であったので、デザイン&最終ジオラマ撮影は私が担当し、ジオラマ製作は友人のすこっつさん(モデラーズネーム)にお願いしました。やはりフリーでやってみる身としては、アイデアはいくらでも生み出せますが、製作する時間がないのが悩み。ジオラマ作家としてではなく、ジオラマプロデューサーとしての仕事を成功させた第一弾でした。


<ジオラマアウトプット-5:福島震災復興ジオラマ>

完成_新地駅_12


福島県新地町の震災復興課からの依頼で、2011年の東日本大震災の津波被害で失われた街の風景をジオラマで再現するプロジェクトに参加。新地町の方にアンケートをとった結果、街の玄関であった常磐線「新地駅」を作る事に。1/64スケールのA2サイズ程の大きなジオラマを製作して納品しました。
同時に、街の方にジオラマの魅力を伝えるべき、ジオラマ製作ワークショップを開催し、街にあった明治時代の学校「観海堂」のジオラマを1人1作品作ってもらいました。
新地駅のジオラマは、今後建設される緑地公園のビジターセンターに展示される計画です。



<ジオラマアウトプット-6:漫画「だがしかし」ジオラマ>

だがしかし紹介


少年サンデーに連載中の駄菓子漫画「だがしかし」。小学館からの依頼で、主人公が住む「シカダ駄菓子」のジオラマを1/24 scaleで製作中。室内のだがしも含めて完全再現。こちらは全国で展開される小学館のイベントで展示中です。間もなく、少年サンデーさんで詳細が発表される予定です。(こちらのBlogでも製作記事を書きかけていました)


<ジオラマアウトプット-7:桜ジオラマ>


桜完成1 _B


とある大手のデパートさんの企画で、「貴方の夢のジオラマを実現」するプロジェクト用に製作した1/32 scaleの昭和30年代をモチーフにした桜のあるジオラマを製作。これが今年最後の製作の〆になりました。以前から桜を作ってみたかったので、依頼主からオーダーのあった風景に「桜」を入れる事を提案し、実現しました。こちらも時間がある時に製作のレポートをBlogにてしたいと思います。


と、まぁCM撮影用から国の事業である震災復興の仕事まで、「ジオラマの仕事ってこんなにあるの?」と自分でも驚く仕事の数々。
もちろん、ここには書いていない、まだ未発表の仕事もありますし、順風満帆と思われがちですが、嫌な思いも多少はあります。しかしながら「手をつかって生み出す」そしてその結果産まれたジオラマを見て、本当に喜んでくれる人がいるという事が良くわかりました!


ジオラマよありがとう!
今年も素敵な出会いがあることを熱望しています。

次回は展示会編をご紹介いたします。
現在、高知・海洋堂ホビー館で開催中のジオラマ展示会。四国初上陸、2月13日までです。!

海洋堂四万十ポスター





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漫画「だがしかし」ジオラマ製作編−1


12月「師走」。
よくぞ、いにしえの人はこう表現したことか!
私の名前にも「師」が入っているように、この時期は「情景師」も走り回っております。
しかもかなり全速力です!(ちょっと息切れ中)

11月19日に高知の海洋堂ホビー館四万十で始まった私のジオラマ展示会も1か月経過しました。
時期的に、客足が遠のく閑散期ではありますが、すでにリピーターもいるようで、四国の方に楽しんでいただけているようです。2月23日まで開催しておりますので、是非、正月休みにでも!

海洋堂四万十ポスター


その展示会の準備の傍らで、以前Blogでも紹介しました、少年サンデーに連載中の漫画「だがしかし」のジオラマ化プロジェクトの製作に追われておりました。福島の震災復興ジオラマに引き続き、大型制作案件で、作品の大きさもそうですが、作り込みは過去最大、良い作品が出来つつあります。

こちらのBlogにプロジェクトの詳細↓

http://arakichi.blog.fc2.com/blog-category-75.html



だがしかし_ジオラマB4

少年サンデーさんにこのプロジェクトの記事が掲載されたのは今年の5月。カラーで見開き、それも冒頭。
これは‥‥漫画家になって、人気投票などでトップを勝ち取った作家さんだけが得る事ができる超名誉ですよ!!。
冷静に考えると凄いことで、これで少年サンデーさんに連載している漫画家さんをすべて敵に回してしまったのではないかと、おびえる日々を過ごすことになるのです。。。(笑)

この掲載時には既に、年末までのスケジュールが確定しておりましたので、宣言してから取りかかりまでに時間を要しました。「作る!超リアルなジオラマ」の執筆や、富山でのジオラマ展示会、福島の震災復興プロジェクト、その他、Blogで紹介しきれない仕事のあれこれがありまして、この時期になり、ようやくスタートしたしだいです。楽しみにしていた方には申し訳ありませんが、「期は熟した」言葉通りにやっと本腰をいれて製作出来ます。

さて、少年サンデーさんにご提案した時点でのラフなプラン図はこちらでした。アニメが始まる前で、しかもたった1枚の絵しかありませんでしたので建物の各所は間違っておりますが、雰囲気は伝わると思います。絵の上に記された記述が1月。そうだ!話しをもらったのはちょうど1年前で、その時の打ち合わせの際に使った絵ですね。つまり1年かけたプロジジェクトであった訳ですね。

だがしかし_ジオラマB1


その後、アニメ化された時の資料などをいただき、それを元にして、図面を書き上げました。
実際の日本家屋の建築物の寸法などに基づき、立面図をパソコンのソフトの「イラストレーター」で書き起こしました。

シカダ4


そのデータを元に、スチレンボードで試作を行ない、立体に成った時の不具合のチェックや、ジオラマベースの大きさを確定。上記のプラン図では真正面のレイアウトでしたが、少年サンデー編集部さんの要望で、駄菓子屋の店の中をしっかりと見せたいということで、建物を断面で見せるプランに変更し、その為のジオラマの配置はかなり斜めにすることにしました。この時点で、当初考えていた大きさよりも遥かに大きな作品に。そして、1階を断面で見せるならば、いっそのこと2階の主人公のココノツ君の部屋も断面で見せるという無謀な道に(汗)


シカダ0


プランが確定したら、イラストレーターで描いた平面図を、詳細な部品図として分解構成します。


シカダ2


これは、部材を「レーザーカッター」で切り出す為。時間短縮と精度をあげる為に、アクリル板で製作するためです。
レーザーカットは、専門の業者が複数存在しており、アウトラインデータを作ることが出来る方ならば誰でも依頼することが出来ます。

↓オススメはこちらの「株式会社トンボ」さん。美大などの卒業制作などの事例を数多くこなしており、良心的です。

http://www.tonbo21.jp/

※ちなみに、私は知人の建築家にお願いして協力してもらっております。

レーザーの利点は、カットだけではなく、照射の深さを変えた「彫刻」も対応できるところです。建物の側面に均等に配置された板材の彫刻なども同時に行なえます。

切り出し部材を組み上げた姿はこちら!


シカダ1

シカダ11

もういきなり形が出来てしまっている!!
設計の段階でかなり煮詰めているので、形にするのは時間がかかりません。
設計で1週間。部材を受け取って、ここまでの形にするのは3日間ぐらいです。設計時点では、それぞれのアクリル板の厚みを考慮して、寸法を調整しながら作図しますが、それでもやはり間違える箇所は多々あります。外観を3mm厚で作っておりますが、その厚み分を計算し忘れている箇所多々。。。

透明アクリルをつかっているのは、単純に「安いから」。アクリルケースなど、世の中にもっとも流通している材用なので、着色された部材よりも実は安いのです。もちろん木材で作る方が遥かに安いですが、歪みや耐久性を考慮してこの材料を使っています。また、透明の利点は、複雑な立体の重なりを外から確認出来るメリットがあります。接着剤を流し込んだ際にも、充填されていない箇所の確認も容易です。
なによりも・・・組んだ後の姿が美しい!!
こういう過程を見せる際にも、透明アクリルでの写真は映えますよね!

ディテールアップの材料として各所に木材を使っています。塗装した後に、そこを擦って、木材の地肌を出して古さを演出したりするには木材が最適です。
特に建物正面の、古い日本家屋の表面によくある「下見板貼り」は薄いヒノキ材を貼付けて表現します。

シカダ6

現時点でもっとも苦労した場所は、建物の真裏になる「2階へつながる階段」でした。

シカダ7

階段の段差は住宅建築で基準があり、それを1/24 scaleで割った寸法で作図すれば良いのですが、階段の材料を積み上げて接着していくと、やはり徐々に寸法が増されて狂って来るので、微さ寸法のアレンジが必要。しかも住宅建築では定番の、「途中で回り込みながら段差がある階段」を再現しなければならず、ここで寸法を勘違いすると、最後の段差が妙に高くなったり、低くなったりで見栄えがわるくなりますから気を使います。

シカダ8

苦労の甲斐もあって、見事に回り込みながら設置することができました♬
(ちなみにここの材料も透明アクリルで、傷チェックの為にホワイトサーフェイサーを拭いた状態です)

階段の下にはトイレ。流石に中は作っておりませんが、思わず扉をあけたくなるような雰囲気に。

シカダ9

私も子供の頃から2階建ての家に住むことが多く、階段は格好の子供の遊び場。おさなき頃のココノツ君がこの階段で漫画を読んだり、ミニカーで遊んだり、そんなシーンを想像する重要な場所だと考えて、精度をあげて作り上げました。


‥‥で、塗装するとこんな感じに


シカダトイレ


むふふ、狙った通りに♬

(つづく)

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凄い!ジオラマ展四国初上陸


11月19日(土曜)から高知県「海洋堂ホビー館四万十」にて私のジオラマ展示会が開催されます!

海洋堂四万十ポスター

今年になってから各地で開催したジオラマ展示会ですが、5月の福岡・北九州、7月の福島・新地町、8月の富山・魚津、そしていよいよ四国初上陸です!

海洋堂ホビー館は、海洋堂の創立者である「館長」の愛称で知られる宮脇修さんの出身地である高知に作られた、元小学校を改築した施設。

ホビー館1

※写真はファインドトラベルさんHPより

↓施設を紹介したサイト(現在はさらに改築されて展示がパワーアップしております)

http://find-travel.jp/article/7143

高知市内からもかなり遠い山中にある施設にも関わらず、観光バスがひっきりなしに訪れ、しかもそこに至る山道はもの凄く立派に道幅を広げる工事を県がおこなったりと、海洋堂の魅力の底力をあらためて知ったミュージアムなのです!

その中にある展示施設において、今年最後のジオラマ展示会を開催させていただきます。

熊本イオンモール展示作品B2

熊本イオンモール展示作品B1

熊本イオンモールB0

いつもの定番ジオラマを含む、全30作品が展示されます。


また、11月19日(土)、20日(日)には、海洋堂の宮脇センムさんとのトークショーも実施!

第1回 2016年11月19日(土) 午後1時~
第2回 2016年11月20日(日) 午後1時~

詳細は海洋堂ホビー館のHPにて。

http://ksmv.jp/hobbykan/category/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88


この展示は、いままで最大2週間という開催(富山・新川文化ホール)であったジオラマ展示会において、最長のなんと来年の2月まで開催する約3か月の展示になります。私も流石に3か月の連続展示は初めて。
冬の時期で行楽シーズンではありませんが、高知観光も兼ねてお越し頂ければと思います。

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失われた新地駅を、再び(完成編)



東日本大震災で失われた、福島県 新地町にあった常磐線の新地駅。

1/64スケールのジオラマとして完成し、新地町に納品してきました。


完成_新地駅_3

元々あった新地町の空の下、駅があった向きで撮影したところ、まさに駅がその場によみがえりました。

完成_新地駅_12


駅前に駐車された車を、種類が豊富なトミカスケールで設計した為にこの1/64スケールに設定したのですが、私にとっては初めてのサイズではなく、代表作の1つ「トタン壁の造船所」でも作っておりましたので、作り易い大きさではありました。設計するにあたり、駅舎のみを考えておりましたが、新地町の方のアンケートの中で「駅の横にあったトイレまで再現してほしい」という要望を受けて、それも細かく再現することにしました。

新地駅制作3


すると・・・背後にみえるペパーミントグリーンが印象駅な反対側のホームに行く為の橋「跨線橋」まで作らねばならず、結果的に、想定したジオラマサイズを遥かに越える大きさに!
予算は駅舎製作のみですでに確定していましたので、こうなれば「予算ありき」ではなく、もう旧新地駅がここにしか存在しないのであれば、徹底的に作ることを主軸として作ることを決心したのでした。
もちろん、予算もそうですが、それ以上に欲しいのは「時間」。この夏は、書籍「作る!超リアルなジオラマ」の執筆と、富山の個展開催、そして平行している他のジオラマ製作作業を同時施行で行なわねばならず、本当に時間がないのが、最大の苦しみでした。

ジオラマサイズを広げると、けっこう大味になり、「ジオラマ」というよりも博物館に収蔵してあるような展示品になりがちなので、配置は熟考しました。結果としては私らしい完成品のサイズになりました。


新地駅ジオラマ全貌


新地駅を利用していた人は、そらから見ることはなかったと思いますが、この駅の特徴は華やかなオレンジ色の日本瓦、そして赤く塗られたトタン屋根、ペパーミントグリーンの跨線橋、そしてとても華やかな水色のトイレ!
この配色はまるで欧州辺りにありそうな、とてもかわいらしい駅舎のような配色で、田舎の駅舎としてはモダンな印象で、さそがし訪れた人の記憶に残ったことと思います。


今回のジオラマでは、「何処かにありそうな」シーンではなく、確実に実在していた建物なので、いつものように「妄想」で補完する訳にはいかず、なんども写真資料と照らし合わせながらの作業になりました。
納品する為に、運送業者に渡す数時間前に、作業途中でしたが、いつものように自宅のベランダで撮影した写真と、当時の駅舎の写真を並べて、おおよそ上手く再現できたことを確認!
時間があれば、シュロの木はもっと細かく、また葉を多くして実物に近づけたかったなぁと。


新地駅ジオラマ


駅の魅力は正面ではなく、ホーム側にあります。
このジオラマは両面から楽しめる利点があります。

完成_新地駅_9

完成_新地駅_5

背景にある電柱をうまく借景に取り込み、電柱などの影の角度を、ジオラマを傾けながら調整すると、自分でも驚く程にリアルな風景が目の前に現れました。

完成_新地駅_2


大きな範囲で作ったジオラマは、日光下で真上から撮影すると、まるでGoogleマップの写真のように!


完成_新地駅_16


書籍「作る!超リアルなジオラマ」で、ジオラマの配置を説明する為に、普段あまり見たことがない真上写真を撮影したところ、自分でも足がすくむ様な高さを感じて驚きました。今回もこの写真が撮りたくて、大きなレイアウトにしたのですが、これもよい写真が撮れました。


町の人に披露した際に、やはり皆さんが「懐かしい!」と賞賛してくれた「トイレ」の存在。

完成_新地駅_6

小さなトイレですが、中に仕切りがあり、外側からとホーム側からと2面で使い分けが出来たという証言から、それぞれの角度で、しっかりと見応えがあるように作り込みました。

完成_新地駅_7

「兎に角、臭かった」
「よほど我慢できなければ、使いたくなった」

利用者の印象はあまり良くなったようですが、それゆえに思い出に残る存在のようです。


利用した人にとってはなんども通った「改札口」

屋根を取り付けてしまうと確実に見えなくなりますが、可能な限り、再現しました。

駅舎内1

駅ホームにもあり、その色合いでジオラマのよいアクセントになると考えた「点字ブロック」は、PCソフトイラストレーターで作った原稿を元に、ステンレスのエッチングパーツを特注して、使用。2種類のブロックも、実際に配置されていたように貼付けました。


また、喫煙者には印象深いと思われる、ホームの端に配置された喫煙コーナーも再現。

新地駅喫煙所

駅のディテールは、やはり利用者の日常に密着しているアイテムほど、作り込り込めばかなり緻密に、リアルになるので、キリがありません。やはり時間はもう少し欲しかったというのが本音ですが、期待以上の物が生み出せたと思います。

お披露目の会が終った頃には、とても綺麗な夕日が現れていました。

ジオラマ撮影の〆として、新地の町の夕日の中で撮影すると、自分でも不思議と「そこに住んでいて、何度も駅を使った様な」気持ちになりました。

完成_新地駅_1


新地駅夕日2

こうして、あの震災で失われた新地駅をジオラマでよみがえらせるプロジェクトに幕を下ろしました。

今年の12月初旬には、震災から5年の歳月を経て、ようやく常磐線が全線開通して、新地町に新しい駅舎が誕生します。
駅が産まれた瞬間に、この木造駅舎は「旧新地駅」という名前になり、人々の記憶の中だけの存在になってしまいます。
しかし、このジオラマの中で、この駅はあの頃のままの姿で、いつまでも存在し続けて欲しいと願い、「懐かしさ」といううよりもそこにまだ存在しているような雰囲気で生み出しました。

この後は、新地町の沿岸部に造設中の緑地公園内のビジターセンターに、このジオラマが展示される計画です。
それまでの間は、町の役場に展示される予定ですが、まだ詳細は決まっておりません。
是非、このジオラマを見に、新地町を訪れて欲しいので、詳細が決まりましたらお知らせいたします。

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プロフィール

情景師・アラーキー

Author:情景師・アラーキー
.
.
■ 情景作家
■ 1969年生 居住地:東京・杉並 

「日常にあふれるさりげない光景」を立体化する事が得意なオールラウンドジオラマ作家。昭和ノスタルジーからアニメシーン再現まで製作範囲の守備範囲は無限。むしろ挑んだ事がない題材を与えられると燃えるタイプです。

「生み出すものに魂を込めて作る職人のようにありたい」・・・と願って「情景師」を名乗っています。

<過去の作例活動経歴>
●電撃ホビーマガジン
●電撃スケールマガジン
●モデルグラフィックス
●アーマーモデリング
●モデルカーズ
●パンツァーグラフ
●エクストラマガジン
(スペインの模型雑誌)

<<ジオラマ制作随時承ります>>
(製作事例:CM、テレビ撮影用、展示会用、トイの商品開発用、企業ノベルティー等)
・ジオラマ制作についての相談&質問もお答えします
・展示会等での作品貸し出しもしております。
・TV,雑誌,Web取材等の随時受付中。
<出演事例>
・おはよう日本(NHK)
・めざましTV(フジテレビ)
・タモリ倶楽部(テレビ朝日)
・怒り新党(テレビ朝日)
・情報ライブミヤネ屋(TBS)
・まにあマニアル(BS日テレ)
・王様のブランチ(TBS)
・lifeサプリ(BS日テレ)
・経済ビジネスライン(BSNHK)
<雑誌取材事例>
・週刊新潮
・週刊アスキー
・女性自身
・ホットペッパー
・ビーコン

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