大盛況! 『プラモデル作家展』レポート


先週の週末、 7月21日〜22日に大阪にて開催された『プラモデル作家展』に参加してきました。

大阪在住の凄腕モデラー「すこっつ・ぐれい」「 E.danke」「シック・スカート」「ミツタケ」さんの4人をメインに、ゲスト枠として「吉岡一哉」「戦車親父」「 Kazufumi」さんそして私を含めた4人のゲストメンバー。
それぞれのもデラーの紹介等は前回の記事にてその前段を説明しておりますので割愛いたします。


私にとっては5年ぶりの大阪訪問。。。

開催場所の南港・ ATC(アジアトレーディングセンター)は出来たばかりの頃に訪れており、その施設の規模と匠にレイアウトされたフロアーデザインに新しい店舗デザインの未来を感じて大阪の底力に感動した思い出があります。



しかし。。。。あれれ、ちょっと寂しくなったような。。。。

あの輝きまくっていたアイドルの今は!というよくあるTV番組を見た時の寂しさを感じずにはいられませんでした(涙)。

実はこの作品展示会の開催と発起した切っ掛けが「人の呼べるイベントの可能性」を探るものでもあり、「作品を多くの人に見て欲しい!」という皆でわいわい楽しい作品展示会♫という種の展示会とはちがって、もっと社会的な目的が高い企画でしたので普通の模型展示会とは様々な気合いが違うのです!


さて、展示会の場所はそんな理由もあって、通常この手の展示会が開催される個展に最適な画廊のような場所や皆が集まれるイベントホール!という訳でなく、なんと「元店舗」の空き地。どこからでも気楽に入れて、一目で「何をやっているのか解る場所」での開催がかなり新鮮でした。これで赤ハッピを来て鉢巻きすればそれはそれは見事な「ジオラマバーゲンセール」会場!(笑)


↓ビフォー&アフターの写真で一目瞭然!(モデラー的な写真の撮り方:笑)

4人2


こちらは開催準備風景をすこっつさんが動画撮影して編集しておりましたので
こちらでその雰囲気を確認してください!

http://www.youtube.com/watch?v=DPr0mNZPVys&feature=player_embedded#!


●まずは『ミツタケ』さんの展示。

展示会場の入り口に鎮座する巨大モビルスーツが目を引きますね。
スタイロフォームにポリパテを盛りつけて制作したフルスクラッチのモビルスーツ「バウンドドック」と「ジ・オ」は解る人は解る、イラストレーター小林誠氏のデザインをアレンジしたミツタケスペシャル!。
モビルスールインアクションを改造したガンダムのモビルスーツの作品、マシーネン、スヌーピーやキャラクターを多く展示しており、通りかかった親子がつい会場の中に入ってしまう吸引力のある作品を展示しておりました。
ガンダム系のモデラーの友人も多く、ミツタケさんの友人パワーを改めて感じたのでした。



4人1


●『シック・スカート』さんの展示。

ソフビキットのウルトラ怪獣を9体!
それぞれを雰囲気ある塗装と劇中イメージに最適なビネットベースを付けた作品をメインに展示。
子供達にはもちろんの事、その特徴ある怪獣デザインを愛おしそうにながめるウルトラ世代のお父さんに支持されました。

4人8


●すこっつ・ぐれいさんの展示。

会場中央に集められたビネット作品の数々。
すこっつさんのその緻密なグランドワークと、ハッとする色使いの作品はこのような群展示でもかなり目立ちます。

4人7


ちょうど手で持ちやすい大きさと、氏の気さくな声かけによって、日頃そんなに気楽に作品を手に取ってガン見出来る機会がない人にとっては夢のような一時。基本的には「手をふれてはいけません」という方針ですが、各モデラーが「手に取って見てください」とか「触ってみてください」というと子供のような目で嬉しそうに積極的に触る方と、頭がもげるのでは?と思う程に首を振って怖がる方と2手に別れるのが見ていて面白かったですね(笑)
まぁ超緻密なジオラマ作品を壊したら・・・と考えるとちょっと躊躇してしまいますよね。


4人4


●最後は E.dankeさんの展示。

1/35から1/12スケールのバイクモデルをメインとした作品群は超絶な作り込みの情景作品と共に、プラモデルの部品を金属に置き換えた工芸作品といっても過言ではない単品バイクの展示。

バイク好きでなくてもその周囲に緻密に作られた自作された小物に目が奪われることでしょう。
その作り方の行程を説明したパネルを、食い入るように見ている一般客の年配の女性が印象的でした。

私は純粋にバイクが好きですから、E.dankeの作品は大大大好き!
お客以上に心躍らせて作品を見させてもらいましたよ(^^)。


4人9


上記の展示に加え、すこっつ・ぐれいさん、E.dankeさんのデモンストレーションには人だかりが絶えませんでした。とくに自然の風景を作り出している「箱庭」のデモをしているすこっつさんの周囲には女性が多い事!!
作家さんがどのような道具を使ってどのように作り出すかは私が見ていても興味深い作業。このようなデモは作品展示会において是非とも実施してほしいアトラクションの一つです。

4人3


E.dankeさんは 1/32の車を使った「錆」のデモンストレーション。
やはりこちらは一般客というかがっつりモデラーばかりでしたね。いいですよね〜錆モデル!


4人6


この2人間で訪れた方はなんと約300名!(土曜日100名、日曜日200名)
日曜日には1Fフロアでちょっとした子供向けのイベントがあって、 ATCの野外のスペースには非常に多くの人が訪れておりました。その影響もあって一般のお客さまも多かったと思いました。

普段、人の流れがちょっと少ないこのフロアーに一時の人の流れが生まれて、イベント的には大成功!。

フラリと寄ったにも関わらずその作品一つ一つをじっくりと眺めていた女性のお客様に
「プラモデル作家展という名前が悪い!もったいない」と思わぬアドバイスをもらった一面も(笑)。
それはおそらくプラモデルという今まで持っていた概念を遥かに越える作品の完成度とこんな世界もあるんだと感動した結果の言葉と解釈します。

静岡のホビーショーと違い、一つ一つの作品をゆっくりと眺められる会場、そしてその場に作者がいて解説してくれる環境。



ジオラマ作品を中心とした展示会はちょっとした絵画の展示会と通じる物があると思います。
むしろ360度どこからでも眺められる立体作品として考えると見応えは360倍??。
来場していただいた方にその見方を「立体的な絵画を見るように楽しめばいいのですよ」と説明するともっとも解りやすく楽しんでいただけたようです。
正直、どこまでがプラモデルでどこまでが自作なのか、どんな苦労があるのかは一般の人にも理解出来ない超越技巧なのかもしません。


さて、私の作品のレポートがまだでしたね。
ゲスト枠としては私、吉岡一哉さん、戦車親父さん、Kazufumiさんはぞれぞれの作品が綺麗に配置されたアクリルケースに配置して展示してもらっておりましたが、折角なので途中からケースを外して展示しました。
やはり誰が見てもすぐに解る漫画・ワンピースのゴーングメリー号は子供にも人気があり、写真の少年は長時間、あらゆる角度から作品を眺めてくれました。


少年の目にはどう写ったのでしょうか。モデラー少年の誕生でしょうかね?


紙から作った廃漁船のある光景「港の片隅で」も特に女性に支持が高く・・・・(笑)
静岡ホビーショーでもそうでしたが、錆がリアルな模型は女性に受けがいいんですよね。


4人10


まずは11月の作品展示会にむけて、大きな一歩を踏み出せた展示会でした。


集合写真ばかりで各作品がよく見えない???

それは・・・・


11月に開催の「モデラーズエキスポ」の会場に足を運んでいただければ今回の5倍の作品を見る事が出来ますよ!(ニヤリ)
span style="font-size:large;"><定期PR>

※私の初の作品集「凄い!ジオラマ」好評発売中!


                 


私が新作ジオラマを作り起こして掲載されているメカトロウィーゴの魅力が詰まった本「みんなのメカトロウィーゴ」も好評発売中!
                 

※このBlogをスマートフォンでご覧の方、スマートフォン表示ではなく、「PCモード表示」にすると、過去の記事の検索や、問い合わせの為のメール送信のフォームがご覧いただけます。

※作品展示会の企画相談も是非ともご相談ください。
←左のバナーにあるメールフォームからご入力ください。
スポンサーサイト

この記事へのコメント:

Kazufumi : 2012/07/25 (水) 23:45:47

楽しくて詳細なレポートありがとうございます!
最後のカップルと少年が食い入るようにして観ている様子の写真がいいですねぇ。
モデラーでない人にもアピール出来るというのは大きいと思います。名前が悪い!もったいない!という一般女性のご指摘は分かる気がします。「プラモデル」という概念は一般的にある種のものが確立していて、どことなく軽くて安っぽい印象をもたれるのだと思います。「立体絵画作品」の説明は良いですね。モデラーでない私の妻もその説明で楽しみ方を理解しました。

屋根裏部屋の男 : 2012/07/25 (水) 23:52:49

久しぶりにお会い出来てよかったです。
お疲れ様でした。

おいらのお友達には正に絵画を商いにする現代美術作家さんも、絵本作家さんもいらっしゃって、それぞれの個展にお邪魔する機会が多いのですが、今回の「プラモデル作家展」はそのどれよりも一般の方の食い付きが違う(よい)と実感して帰った次第です。

勿論、個展をされる程の作家先生の作品は観る者を引き付ける魅力はあるのですが、一般の方にはアートギャラリー等での「個展」と言うと敷居が高いように思うわけです。

その点でも今回は会場と言い、そうした敷居の高さは感じず、特に女性や子供達に興味を持ってもらえる姿を目の当たりにしましたからね!

常々「模型」も「アート」だと感じていたのですが、そう言う着目点から考えるとモデラーと言うより作家と言う言葉の方がしっくり来るなと。。。

改めてその可能性を見せて頂いたと言うのがおいらの感じた事です。

11月も楽しみにしております。

たみー : 2012/07/26 (木) 07:46:21

こういう一角だと人の目には触れやすいんですが、通路そばの展示だと通行人がぶつかったりするのではないかと心配です。
自分たちの展示会の時もこういう場所の時があったんですが、そういう事を考えるとパーテーションやろうか?とか考えることがいっぱいでした。
しかし今回の作家展は実演とかもあって大成功のようでしたね。
モデラースエキスポも気になりますが、それも大阪でしたっけ?
以前住んでましたが、やっぱ遠いかなぁ。。。

ぴろんちょ左衛門之介久 : 2012/07/27 (金) 00:02:32

ステキですねぇ~

実演!
「錆」

、、、見たかったなぁ

情景師・アラーキー : 2012/07/27 (金) 07:06:13

●→Kazufumさん!!

クラブコヨーテ・非関西地区組合員代表として行って来ましたよ(笑)

単なるゲストで、11月に突入したくなかったんですよね。
これで少しはスタッフの1員になれたかな?と。この先の運営においても簡単に集まれる場所に住んではいませんからね。


Kazufumiさんの作品、その他ゲストのケース入りの写真は撤収の際にアクリルケースが外されたら写真を撮ろうと思っていて・・・すみません、すっかり忘れていました。

私がジオラマ作品を「立体の絵画だ」と説明した際に、私の展示していた場所から振返った場所にKazufumiさんの作品が置いてありましたので「これこそ立体の肖像画!」と説明しやすかったです。皆目を輝かせてKazufumiさんの作品をみていました。

情景師・アラーキー : 2012/07/27 (金) 07:15:38

●→屋根さん

ほんと、ひさしぶりで嬉しかったですね〜。

時間を経て会うと「年取ったなぁ」と感じる人は多いけれど、屋根さんなぜか・・・
『若返っている』のはどうして??まさか悪魔と契約したとか?(笑)

おそらく、今回のメンバーの作品はもうちょっと落ち着いた空間で飾ればまさに「アート」と言ってもいいような輝きを放つ作品ばかりだと思います。
今回の展示会はまさかの「空き店舗」での開催でしたが次回はかなり品のいいギャラリーである事を確認してきましたので、もうその場所で開催する事が決まった時点で成功が確約されたと思いました!

11月の展示会はますます楽しみです。

情景師・アラーキー : 2012/07/27 (金) 07:41:21

●→たみーさん

>通行人がぶつかったりするのではないかと心配です。

→正直な話、この場所は本当に閑散とした場所で通行人がぶつかる程の人の流れがないという事が心配のタネを排除しています。

今回の会場を見ていても(静岡ホビーショーでもそうですが)リックをしょっている人が背面の作品にぶつかりそうになる「ヒヤリ・ハット」は多々ありました。これは卓を見るスタッフなどがさりげなくサポートして作品破損を軽減することですね。

たみーさんはガンプラの展示会において数をこなしているエキスパートなのでいろいろな経験値があると思います。是非ともそのスキルを伝授してください。

11月、是非とも来て欲しいなぁ〜(福島からだと確かに遠いですよね)

情景師・アラーキー : 2012/07/27 (金) 07:42:34

●→ぴろんちょさん

11月におまちしていま〜す!!

実演いろいろ開催よていです!

管理人のみ通知 :

トラックバック:


プロフィール

情景師・アラーキー

Author:情景師・アラーキー
.
.
■ 情景作家
■ 1969年生 居住地:東京・杉並 

「日常にあふれるさりげない光景」を立体化する事が得意なオールラウンドジオラマ作家。昭和ノスタルジーからアニメシーン再現まで製作範囲の守備範囲は無限。むしろ挑んだ事がない題材を与えられると燃えるタイプです。

「生み出すものに魂を込めて作る職人のようにありたい」・・・と願って「情景師」を名乗っています。

<過去の作例活動経歴>
●電撃ホビーマガジン
●電撃スケールマガジン
●モデルグラフィックス
●アーマーモデリング
●モデルカーズ
●パンツァーグラフ
●エクストラマガジン
(スペインの模型雑誌)

<<ジオラマ制作随時承ります>>
(製作事例:CM、テレビ撮影用、展示会用、トイの商品開発用、企業ノベルティー等)
・ジオラマ制作についての相談&質問もお答えします
・展示会等での作品貸し出しもしております。
・TV,雑誌,Web取材等の随時受付中。
<出演事例>
・おはよう日本(NHK)
・めざましTV(フジテレビ)
・タモリ倶楽部(テレビ朝日)
・怒り新党(テレビ朝日)
・情報ライブミヤネ屋(TBS)
・まにあマニアル(BS日テレ)
・王様のブランチ(TBS)
・lifeサプリ(BS日テレ)
・経済ビジネスライン(BSNHK)
<雑誌取材事例>
・週刊新潮
・週刊アスキー
・女性自身
・ホットペッパー
・ビーコン

まずは直下にある「メールフォーム」にてご相談ください
(ご注意:最近問い合わせの私からの返信メールが送り先の「迷惑メールフォルダー」に振り分けられる事例が多くなっております。必ず問い合わせには返信しておりますので、ご確認くださいませ)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Ads by Google
カテゴリ
Ads by Google
月別アーカイブ
Ads by Google
今日も私のブログにお越しいただきありがとうございます
Ads by Google
Ads by Google
リンク
検索フォーム
Ads by Google