スチレンボードで煉瓦を極める!





関東は一昨日梅雨入りしました。。。。

モデラーにとってはやはり塗装のタイミングが制約される事がいやな時期ですね。
(保管ジオラマにカビも生えちゃいますしね:笑)


私はもちろんエアブラシを愛用しておりますが・・・・艶を気にするアイテムは作っていませんので実はあまり天候を気にしていません。その昔は超光沢のカーモデルとか作っていた時期はありますがこの時は本当に仕上がりが天候に左右されますから天気予報は気にしていましたね。


で、この時期にエアブラシ作業においてかぶらないようにするための必修アイテムである・・・・「水抜き」




・・・・・・実は持っていません。。。


私が使っているコンプレサー&エアブラシはタミヤのHGレボという種類ですが、実はこれはタミヤの模型コンテストの副賞でもらったもの。エアブラシはそのセットについていたそのままです。他のブラシを使った事がないので使い勝手の良さうんぬん、ましてや不満は特に見つかりません。結構プロ級の腕を持っているモデラー友人達もこの機種の愛用者は多いように思えます。(いや、最近はクレオスが多いかな?)

http://www.tamiya.com/japan/products/74515revo/revo.htm

つまり「セットに含まれていなかったので特に必要を感じていない」というズボラっぷり。


いや、はやり湿度が高いとエアブラシ塗装中に「ピュピュッ!」と水が飛び出て来ますよ(面白い程に)。

この対策としてエアチューブを透明なものと交換しておりますので、チューブ内が曇って来て、そして集結した水が徐々にチューブを上がってくるのが見えるので、限界が近づいて来たらブラシを外して水を抜きます(爆)

・・・・いや、この方法はまったくお勧めしません(ヤバいって)。
今年こそは買わないと!と思いながらつい見送ってしまう。。。まぁこんなズボラでもクオリティーが高い作品は造れます。えへん!

「弘法筆を選ばす」。

な〜んて名台詞を愛用していますが、実はこれ模型界ではまったく間違っていると思います(笑)。
いい道具はもちろん模型制作のストレスを著しく軽減しますから使うにこした事はありません。特にエアブラシを使った瞬間ものすごく模型制作が上手くなったような気がしますからね。その分毎回の手入れが大変ですがそれはそれ。


さて、次回に続きスチレンボードを使った工作として今回は応用編というかもっとも汎用性のある「煉瓦」建築の作り方を紹介いたします!

これは煉瓦の建物だったり、壁だったり、地面だったりとものすごく汎用性が高い建物工作の王道であるといえるでしょうね。ちょっと意外なテクニックも紹介しちゃう、しかも「む・り・ょ・う」♫
テクニックの垂れ流しが情景師・アラーキーのモットウであります!!是非、我が党に清き一票を!!

<ステップ1>

まずは前回でもレクチャーしました、タミヤのスチレンボードにけがいていきます。
前回は扱いやすいボールペンでのやり方を解説しましたが、今回のこのスケールは1/48の工作物で前回の1/72よりも大きいスケールになるのですが,煉瓦工作の場合はかっちりとしたディテールが欲しいので今回はけがき専用のツールを使いました。ちなみに愛用は長谷川製のけがきツールです。

煉瓦1

ちなみに・・・

煉瓦サイズは各国でちがっておりまして国別では以下のようになっております。

●ドイツレンガのサイズは 「200×100×52」
●アメリカのレンガのサイズ「203×102×57」
●イギリスのレンガのサイズ「215×112.5×75」
●日本のレンガサイズ 「210×100×60」

勉強になりますね〜


<ステップ2>

レンガを塗ります!
写真は割愛しておりますが、もちろんモデリングペーストを薄く、そして隙間無く湿布済みです。

これも国別にレンガの色も違うのですが、まぁそこは個人の好みが反映される場合もあり、レンガの赤色ってジオラマにおいては本当にキャッチーな色になりますので「差し色」としてちょっと明るめにしておきましょう。
レッドブラウンにオレンジを入れた色でエアブラシで塗装します。ちょっと明度に変化させたもので、はみ出しも気にせずにチャチャッと塗ってしまいます。

煉瓦2

以下が塗装完了後の姿。この時点ではちょっと不安になるような「ほんわり」した感じ。
ちなみにこれは橋の土台のパーツになります。


煉瓦3

 
<ステップ3>

ここで必殺技の登場!!!

レンガの間に塗られた白い漆喰の工作ですが、私も長年この再現方法に悩んでいました。。。

すると、なんと鉄道模型の世界では定番?になっている手法に目から鱗が落ちまくり。。。

なんと「コンパウンド」を使う方法。
むむむ???
まぁ、お客さん落ち着いて。

レンガの表面にコンパウンドを練り込んでしまいます。

煉瓦4

もちろん、非常にやわらかい歯磨き粉のような滑らかさがあるので、レンガと煉瓦の隙間に入る入る!
で乾燥させたあとは・・・

煉瓦5

そう、コンパウンドは乾燥後は白く粉をふいた状態で固まるんですよね。この上からつや消しクリアーでトップコートをしてしまえば安定性はばっちり!部分的にほじってちょっと朽ちた感じにするのも可能。
ね、これは目から鱗どころじゃないでしょ??


あとは思う存分汚しを加えます!

煉瓦6



私の大好きなツタを這わせまくるのも煉瓦にぴったりな工作。
もちろん、戦闘で破壊されて崩れた煉瓦のあるジオラマでも、おしゃれな煉瓦工作のガレージにおさまるピッカピカのイタリア車があるジオラマでもなんでも応用効くと思います。


もう、これでスチレンボードの工作はお手のものでしょ!
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この記事へのコメント:

竹下 : 2012/06/12 (火) 00:23:15

コンパウンド!?
磨いた後にカス掃除が面倒なのを逆手にとった方法!?
びっくり!
異種交流はしてみると得るもの沢山ありますよねえ。
これは・・・他にも使えますなニヤリ(^ ^)

アラーキー : 2012/06/12 (火) 00:38:47

●→た、竹下さん

いや、まだ成れないその名前(爆)

コンパウンド方法っていろいろ使えそうでしょ。結局白いキャンバスが出来る訳ですからそこに始めから着色したコンパウンド練り込む方法もしかり、あとから色入れする手法もしかり。応用はいろいろありまっせ!

牛友チェーン : 2012/06/12 (火) 13:34:17

コンパウンド!これはすごいっ!
でもレンガ表面について擦ったら色落ちしませんか?素朴な疑問。。

でも乾くと漆喰の様ないい艶ですね。
さっそく自作に、、、、っていつダヨ!!!

MASAKI : 2012/06/12 (火) 19:24:26

なんてタイムリーなんでしょうか!

これから煉瓦の建物作ろうとしていた所で、しかも煉瓦のサイズまで教えて頂けるとは!調べる手間が省けて大変助かりました。
しかもタダ!!

太っ腹ですね~。
拍手は入れておきましたよ。

今後もHOWTO期待しています。

Takuya : 2012/06/12 (火) 22:45:46

ホビーショーお疲れ様でした(あ だいぶ前の話になってしまいましたね(汗))

最近、ジオラマ関係もやっていきたいなあ~と思ってたりしてるので・・・
こちらで惜しげもなく、そのノウハウを公開されてるのを見て、
なんて太っ腹なんだと・・・(上の方のコメントと被ってしまった(^^;)

私は、どちらかと言うとノウハウを人に教えたくないたちなので・・・
聞かれても、なんとなくボヤかしたり・・・(笑)
(いや、そんなにテクニックを持っている訳ではないのですが(汗))

では、遠慮なくコンパウンドテクニックぱくらせて頂きます(^^)

アラーキー : 2012/06/12 (火) 23:05:32

●→牛友チェーン さん、

おひさしぶりですね♫

>レンガ表面について擦ったら色落ちしませんか?

→コンパウンドだけに・・・ってことですよね。

そりゃあ、本当にコンパウンドを使うように何度もこすれば色は落ちるでしょうね(笑)
でも、あくまでも優しく普通にハンドクリームを塗り込むようにやればまったく問題ありませんよ!!

レッツチャレンジ!!

アラーキー : 2012/06/12 (火) 23:11:22

●→ MASAKI さん、

>これから煉瓦の建物作ろうとしていた所で

おお、それは良かった!

なんとなくそんな気がしたんですよ(笑)

これからは「ジオラマ界のコンシェルジュ」と呼んでくださいませ。


まぁ聞きたい事があればいつでも!それをネタに記事をかきますから。

アラーキー : 2012/06/12 (火) 23:18:25

●→Takuya さん

おおお!ガンプラ界にもジオラマの波が!!

どんどん作ってくださいませ。もっとガンプラ系のジオラマモデラーを増やしましょう!

>こちらで惜しげもなく、そのノウハウを公開されてるのを見て、

→模型界に活気がみなぎるならばテクニックの一つや二つ・・・丁重に教えてあげまする。


ふふふ。テクニックを教えた所で減る訳でもなく。

私には次々に沸き上がってくるのですよ(ニヤリ)。

飛ばない豚はただの豚さ(by ポルコ・ロッソ)・・・・まったく意味はありません。

情景師・アラーキー : 2012/07/25 (水) 23:51:34

●→辰野金吾さん

ま、まさか・・・敬愛するあの辰野金吾さんから霊界からの書き込みが!!

ありがとうございます(笑)

でもなぜ、私しか見れないクローズドコメントなんでしょうか???
やっぱり本物ですか???

辰野金吾 : 2012/08/01 (水) 23:26:55

煉瓦の積み方が秀逸
これは何積みかな?
まぁ架空・空想の世界じゃから・・

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プロフィール

情景師・アラーキー

Author:情景師・アラーキー
.
.
■ 情景作家
■ 1969年生 居住地:東京・杉並 

「日常にあふれるさりげない光景」を立体化する事が得意なオールラウンドジオラマ作家。昭和ノスタルジーからアニメシーン再現まで製作範囲の守備範囲は無限。むしろ挑んだ事がない題材を与えられると燃えるタイプです。

「生み出すものに魂を込めて作る職人のようにありたい」・・・と願って「情景師」を名乗っています。

<過去の作例活動経歴>
●電撃ホビーマガジン
●電撃スケールマガジン
●モデルグラフィックス
●アーマーモデリング
●モデルカーズ
●パンツァーグラフ
●エクストラマガジン
(スペインの模型雑誌)

<<ジオラマ制作随時承ります>>
(製作事例:CM、テレビ撮影用、展示会用、トイの商品開発用、企業ノベルティー等)
・ジオラマ制作についての相談&質問もお答えします
・展示会等での作品貸し出しもしております。
・TV,雑誌,Web取材等の随時受付中。
<出演事例>
・おはよう日本(NHK)
・めざましTV(フジテレビ)
・タモリ倶楽部(テレビ朝日)
・怒り新党(テレビ朝日)
・情報ライブミヤネ屋(TBS)
・まにあマニアル(BS日テレ)
・王様のブランチ(TBS)
・lifeサプリ(BS日テレ)
・経済ビジネスライン(BSNHK)
<雑誌取材事例>
・週刊新潮
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