廃漁船のある風景  その1


 
本日(5/12)発売されましたアーマーモデリング6月号に、実に5年ぶりにジオラマを発表しました。


            アーマー6月



渋〜〜〜い特集「 The・鋼鉄」内容にぴったりな作品ですよ。








はい1

 ん?


はい2

 むむむ???



何これ?、、、、、木???




え〜と、木製漁船です。



あれ?アーマーモデリングって超本格的なミリタリーモデルマガジンでしたよね?と疑問符が。。。



すみません、「また」戦車とまったく関係ないものを掲載していただきました。。。。(汗)

ちなみにその5年前には何を作っていたのかと言えば、「ガンプラ」でした(苦笑)。
UCハードグラフ、 いちお1/35スケールのガンプラの AFV模型なんですけどね。

ここにてちょっとだけ紹介されています↓

http://www.gundam-hardgraph.net/products/vr03.html


あの頃の私は変化球ばかり投げる投手として度々の特集に声かけしていただいておりました。

悪役1号とか、メーサー車とか・・・まぁ AFVと言えばそうなんですが・・・といったアイテムのジオラマ(笑)。





で、アーマーモデルさんから久しぶりに声がかかったのが、これまた何の因果か
「 AFVモデラーが造る AFV以外の作品を紹介するコーナー”ブレイクスルー”」のページだったんです。




このコーナーは基本的には発注により制作した作品ではなくて、個人制作のジオラマを紹介するページなのですがこの雑誌に値するプライベート作品といえば・・・・

んんんんんん・・・・

ない。
作っていない。
まったくない。

どうしよう困ったなぁ。

とはいえ、久しぶりに声をかけていただいたならばなんとか期待に答えたいと模型部屋を見渡した所・・・

2年前に制作して途中で飽きてて放置していたこの廃漁船が目に入った訳です!!。


はい3

はい4

鋼鉄特集にそれとはまったく正反対な木の造形っていう組み合わせが面白いですよね。

特集ではもちろんプラモデルというプラスチックを「鉄のように見せる」テクニックがてんこ盛りなんですけど、
私の方は「木で出来た船を木のように見せる」・・・・・って普通じゃん!!となるわけでして。

そこは天の邪鬼モデラー、変化球モデラーとして皆の期待をある意味裏切りたいと思う訳でして。
本誌をご覧になられた方はもう「オチ」が解るでしょうけど、
この作品は実は「紙」なんです。

はい5


ほぼ厚ケントと薄いケント紙で出来ています。
木が朽ちて、乾燥してめくれ上がった表現には紙が最適なんですよ。


はい6


お約束の自宅ベランダでの日光下の撮影。


はい7


はい9




港の片隅で忘れ去れた木製漁船。
やがては土に帰ってゆくのでしょうね。


次回は作り方を紹介します!

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この記事へのコメント:

MASAKI : 2012/05/12 (土) 00:44:07

流石はアラーキーさん
朽ちものは右に出るものが居ませんね。

あの木の感じは紙なんですか!?
結構手間かかりそうですね~。

テトラポットの質感もいい感じですね。

船の中のロープってどうやって古い感じを出してるんですか?
良い感じの朽ち方してたので気になりました。

transista : 2012/05/13 (日) 10:25:55

突然すみません,たまたまAM買ってみたら,作例が掲載されていて,驚きました。
とても楽しく拝見させていただきました。
「どうやって作るんだ?」と写真を見ながらああでもない,こうでもないと考えてし
まいました。まさか紙で作られているとは…。
ブログの製作記事,楽しみにしております。

個人的には,製作者欄のタミヤ型のケーキの作り方も気になっているのですが…。


アラーキー : 2012/05/13 (日) 11:40:08

●→ MASAKIさん

またまた渋〜い朽ちジオラマを生み出してしまいました。。。。

もう、呆れるくらいこの道を突き進むしかありませんね(笑)

朽ちた木の感じは紙が最適ですよ。なるべく表面がきめ細かいケント紙を使うことをおすすめします。

テトラポットもいいでしょ!

あの造形を作り出すのはちょっと大変。
普段仕事で使っている3Dデータスソフトで作り出す事も考えたのですが、検索してみたらあっさりと見つかりました!!

http://mcguffin.seesaa.net/article/136576882.html

ここの展開図を試しに作ったらちょうど1/32に最適な大きさだったので拡大縮小なしで
使う事ができました。お暇な時にでも作ってみるといいインテリアグッツになりますよ。

さて、ロープの加工ですが、凧糸をアクリル塗料のブラック+茶系の色を混ぜて溶剤で薄めた塗料で染めます。乾燥したら解いた木工ボンドを水解きしたものにを浸してしんなりさせて船体に馴染ませます。しあげにパステルで汚しを入れると完成です。

アラーキー : 2012/05/13 (日) 11:46:41

●→transistaさん(いいハンドルネームですね♪)

いえいえアーマーでの記事からいらしゃった方ならばもう大歓迎ですよ。
私、最近 AFV系の作品をまったく造らなくなってしまって3年程たちますけど、基本の AFVテイストは残っていますから、何かいろいろなヒントになればと思います。過去の記事も遡って楽しんでいただければ幸いです。

で、タミヤケーキに反応!!

あれは私が結婚したときのガチなウエディングケーキなんで制作はちゃんとしたパティシエに作ってもらったんですよ(笑)
赤い部分はベリー、青の部分はブルーベリー。
本当においしくいただきました。。。

micanbaco : 2012/05/13 (日) 12:21:51

渋い・・・渋すぎます!カッコイイなぁ・・・・。
たまに木造の漁船とか道端に放置されてますがFRP製より“味”がありますよね!
ノスタルジックというか、字があってるか解りませんが“詫び寂”(ワビサビ)っぽい作風ですよね。激しく感性を刺激します!
ちなみに私も一応は紙モデラー(自称)の端くれ、最初の画像で「紙だ!」って気付きました。私もこんなの作ってみたいなぁ・・・。

クリスタルボーイ : 2012/05/13 (日) 17:48:04

こんにちは、本日アーマーモデリング買いました。
素晴らしい作品ですね。 朽ち方が凄いですね。
そして猫達 きっと猫達の住処に遊び場になってるんだろうな~。
そしてベースも朽ちた感じの木枠も良いですね。

アラーキー : 2012/05/13 (日) 22:48:07

●→micanbaco さん

木製漁船は最近ではまったく見なくなりましたが、日本で一隻だけ現役で可動している船があるんですよ!

関東ではビキニ環礁の水爆実験で死の灰を浴びた「第五福竜丸」が展示保存されているのでそれが参考になります。

>ちなみに私も一応は紙モデラー(自称)の端くれ

→え!!どんなものを作っているのでしょうか?興味あるなぁ。。。

アラーキー : 2012/05/13 (日) 22:54:07

●→クリスタルボーイさん

まいど!。

この木製漁船は2年まえに造り始めたのですが、去年のあの震災があってから封印していたんですよ。あの津波であまりにも多くの廃漁船の写真を見る事が多くてね。

人の為に働かされて、そして現役をさって引退した今回の木製廃漁船とちがって、震災で陸に打ち上げられた船はあまりにも悲し過ぎます。

この作品にはなるべく「死」の匂いがしないように生の象徴としてにゃんこ達に生き生きと日常を演じてもらいました。港の片隅では土に帰ろうとしている船とそれをねぐらにしている猫達が同居しているほっこりした様子を感じていただければ幸いです!

ケント紙 : 2012/05/16 (水) 16:49:59

どうも年季の入ったロシア人の住居を表現するのに応用が効きそうですね?博多湾では最近木造の廃船は見かけなくなりました。
30年前まで志賀島に続く白洲のうえに某国の物と思われるプロペラシャフトの3つついた木造船が長い間放置されていたのを見かけましたが・・・。スウェーデン製の高性能エンジンを積んだ高速連絡船なんですが木造なんですねぇ~。
奥◎先生と仲良しだったのかも?

アラーキー : 2012/05/16 (水) 21:19:10

●→ケント紙さん

福岡にお住まいの方なんですね。
私も九州に10年程住んでいましたが、確かに木造船の廃船は見かけた記憶がありません。

北九州に旧海軍の海防船をそのまま防波堤として沈めた有名な場所がありますね。


とこで・・・・

>奥◎先生と仲良しだったのかも?

→ものすごい意味深な言葉。。。。私が知っている方?????

ケント紙 : 2012/05/18 (金) 03:03:28

そうでしゅね?ご存知かもわかりません。東京都民には解らなくても福岡県民ならだれでも知ってるあの人でしゅ。

奥◎先生とは日常的な面識は全くありません。

亡き父が『日本を売る様な事をしたらイカン!』と念を押して私に頼んだ事もあります。

実は此処の本部に出入りしていた人はわたしは何度も目撃しているのに本人は知らないと主張していますね?

この間、葬式があった某地場王手スーパーの社長なんかも居たかな?

それと旧海軍の海防艦でなくひとクラス上の駆逐艦冬月でしたか・・・。武装を撤去して復員船としてしばらく大陸と日本の間を就航していましたが廃艦になったあと防波堤の構造物として埋められたようです。



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プロフィール

情景師・アラーキー

Author:情景師・アラーキー
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■ 情景作家
■ 1969年生 居住地:東京・杉並 

「日常にあふれるさりげない光景」を立体化する事が得意なオールラウンドジオラマ作家。昭和ノスタルジーからアニメシーン再現まで製作範囲の守備範囲は無限。むしろ挑んだ事がない題材を与えられると燃えるタイプです。

「生み出すものに魂を込めて作る職人のようにありたい」・・・と願って「情景師」を名乗っています。

<過去の作例活動経歴>
●電撃ホビーマガジン
●電撃スケールマガジン
●モデルグラフィックス
●アーマーモデリング
●モデルカーズ
●パンツァーグラフ
●エクストラマガジン
(スペインの模型雑誌)

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(製作事例:CM、テレビ撮影用、展示会用、トイの商品開発用、企業ノベルティー等)
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<出演事例>
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