やきいもの季節(1/32ミゼットMP5の情景)


「石焼〜〜〜き〜〜〜いも〜〜〜〜、おいも!」

http://www.youtube.com/watch?v=B7xqzpXeDfo&feature=related


地方によってその呼び声のバリエーションがいくつかあるものの
ほぼ似た様な独特な音階を聞けば口の中にあのほくほくのさつまいもの甘みが広がる冬の甘味の王様
「石焼き芋」。

ああサツマイモ!

私は兎に角サツマイモが大好き♪
もちろん天ぷらの中で一番好きな具材はサツマイモの天ぷらです。

かつて小学校の頃に鹿児島に住んでいたのですが、その名のごとく薩摩のイモでサツマイモですから
鹿児島はサツマイモの聖地でした(笑)。
しかし鹿児島ではあの皮が赤色のサツマイモではなく白い肌の「唐イモ:カライモ」というのが主流でした。
ものすごく大きいイモなんですよ。さすが聖地。




で、本日は前回ご紹介した映画「ALWAYS三丁目の夕日」に登場したミゼットMP3に関連して、過去に作ったミゼットのある情景をご紹介します。

こちらはアリイ(現マイクロエース)から発売されている1/32のキット、丸ハンドルのミゼット後期型であるMP5を改造した焼き芋屋のある情景です。



やきいも


夕日の光景がよく似合いますね!

もちろん毎度おなじみの野外撮影です。

しかしこれはいつもの自宅ベランダではなく、以前住んでいたマンションの上階にある共通廊下で撮影したものです。そらの広がりがちがいますね。そして今の我が家では沈み行く綺麗な夕日は撮れないのが残念。

やきいも2

やきいも3



なかなかいい夕日が出るタイミングをはかるのは難しい。


理想は夕日方向にちょっと雲がかかる感じ。


サラリーマンをしていると良い夕日が出ている頃はもちろん会社ですからね。


休日の夕方に「あ、綺麗な夕日が出た!」と急いでマンションのエレベーターに飛び乗り
廊下から手を伸ばして夕日を背景にパチり。
この日は本当にベストな夕日でした!!

やきいも4


このジオマラは2005年に作った物です。
その年号が意味する物は・・・・

映画「ALWAYS三丁目の夕日」の第1作目が作られた年。
映画をみて感動した勢いで作った作品です。


でもこのシーンは何所にも出て来ません。。。

東京の武蔵小金井に戦前から昭和30年代まで存在していた商店やお屋敷を移築した博物館
「江戸東京たてもの園」。ここは本当に素敵な施設で1年に1回は訪れる場所です。

http://tatemonoen.jp/

ここに展示してあった昭和30年代の写真にミゼットMP5の荷台に屋根をかけて新橋の駅前で焼き鳥屋を営んでいるシーンがありました。
それを元にこの焼き芋屋を生み出しています。まんざら架空のシーンではありません。



ミゼットの荷台のやきいもの焼き台は河合から発売されている焼き芋屋を改造したもの。
ミゼット本体はこの時代の車の特徴である前開きを再現するために、ドアの裏側もちゃんと再現しています。
ワイパーは1/24用のエッチングパーツを改造、バックミラーを自作、車の模型はこの点を細かく作るだけでも
緻密さがアップします。


やきいも10

やきいもを包む新聞紙は実際の新聞を縮小コピーを繰り返して作ったもの。(故にけっこうリアルでしょ?)

焼き芋を計るバネ計り&ザル(なつかしい!)を自作、やきいも売りのおじさんの腕には火ばさみ。
焼き芋の焼き場にある石は鉄道模型用の敷石。上にのっている石焼き芋の断面がおいしそうでしょ?


写真では解りませんがマキを入れている火口の奥には赤いLEDが仕込んであって基盤制御でちろちろと瞬きます。


やきいも8


こういう細々したアイテムを自作して追加していくのがこの手の情景の楽しさ♪
本当、たのしい!!


楽しいといえばジオラマのベースの小物製作も超楽しい!!

やきいも5

昭和の記号、板塀はプラ板をケがいて木目をつけたもので自作。
琺瑯看板はネットの画像検索で見つけた写真を縮小プリントしたものです。
季節を表す柿の木は公園で拾った本物の枝。エポキシパテ自作したで柿の実がいいアクセント効いています。

やきいも7



野外撮影ではかなり迫力ある写真が撮れるのでその実寸は解りにくいですが・・・・

実際の作品の大きさはハードカバーの文庫本1冊分のほどよい大きさです。



やきいも12


小さくても世界が広がる1/32情景の昭和の世界。
いつまでも眺めていたい小さな小さな箱庭です。


焼き芋屋のベースになったのはマイクロエースの「ミゼット工期型」今から30年以上も前のキットですが、プロポーションも良く、作りやすい定番アイテムです。


                 


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この記事へのコメント:

屋根裏部屋の男 : 2012/02/06 (月) 21:03:31

アラーキーさんらしい一品ですね!

うちのような田舎街でも「石焼き芋」の呼び声が最近聞こえなくなってます。
代わりに、スーパーの片隅に焼き芋屋台を模した「焼き芋販売コーナー」がww

同じ買って食うなら、あの呼び声のする屋台を呼び止めて買いたいものです!
何だか古き良き時代が姿を変えて行くのは少し寂しいですなぁ~!

MASAKI : 2012/02/07 (火) 00:37:30

しかし屋台の荷台の小物ちっさいですね~。

ポストは何かのキットのものですか?

焼き芋屋さん最寄りの駅前で良く見かけますよ。

それよりも夜泣きそばを見かけないのですが最近は無くなってしまったんでしょうか?
大阪にいた頃はよく食べたんですけどね~。

カズジイ : 2012/02/07 (火) 10:24:13

サツマイモの天ぷらいいですねぇ~
昔、おふくろがおやつ代わりに揚げてくれました。

少し残った柿の実が初冬の雰囲気を醸し出していますなぁ~

アラーキー : 2012/02/08 (水) 06:33:41

→<屋根裏部屋の男 さん>

東京杉並ではいまだに石焼き芋屋さんが軽トラックでまわって来ますよ!

でもなかなか家の前まで来てくれない。。。。

あのお方は夏は何をやっているのでしょうかね?
もしかして渡り鳥みたいに地球の裏側に行っていたりして(笑)

アラーキー : 2012/02/08 (水) 06:37:28

→<MASAKIさん>

私が見た写真ではこの小さな荷台に人が座って焼き鳥を焼いていましたよ!

あの頃の日本人は小さかったとはいえ、かなりぎゅうぎゅうでしたね。
その焼き鳥屋もかなりいい味しているのでいつかは作りたいなぁと思っています。

夜泣きそばは確かに見かけませんね。
私がその声を聞いたのは・・・5年ぐらいまえでしょうか?
やはり採算があわないんでしょう。

軽トラックをつかった商売って好きなんですけどね。

アラーキー : 2012/02/08 (水) 06:41:12

→<カズジイさん>

おかあさんの作る天ぷらって、かなり庶民的ですがやはり心に残ります。
天ぷらを自分で作ってみるとけっこう手間がかかるんですよね。
我が家は掻き揚げを良く作ってくれました。

ジオラマの中の柿は写真では映っていませんが、地面に落ちて「ビシャ!!」
とつぶれている柿も再現しているんですよ。

STUDIO-K2 : 2012/02/08 (水) 12:43:08

奥行き感があってすばらしい作品ですね。
実際のサイズ感がわかる写真を見てびっくりしました。

ディテールの作りこみすばらしいでね。

gakky : 2012/02/08 (水) 21:46:19

アラーキー様の作品を拝見するたびに物凄い刺激(というか衝動というか・・・)を受けております・・・もちろん技術ははるかに及びませんが、多分自分も作りたい世界があって、ただそれが何なのかまだ分からないでいます
何せディテールに宿る説得力は偉大ですね!焼き芋おいしそうです!
これからも素晴らしい作品を期待しております!!

アラーキー : 2012/02/08 (水) 23:19:24

→<STUDIO-K2 さん>

この作品は大のお気に入りの一つ。
毎日眺めるのに最適な「リビングに飾れるジオラマ」です。

我が家ではノスタルジー系のジオラマをまとめて階段にある飾り棚に入っていますよ。

このジオラマのコンセプトは演劇の舞台のような世界。

非常にこじんまりしていながら奥行きと高さがあるセット見たいなデザインでまとめているんです。

その昔、私は舞台美術をやりたかったんですよね。
その夢をちょっと叶えてみた感じです♪

アラーキー : 2012/02/08 (水) 23:29:38

→<gakky さん>

>自分も作りたい世界があって、ただそれが何なのかまだ分からないでいます

→その気持は解りますよ!

私も結局何を作りたいのか解らないので取りあえず何でも手を出してみた!という感じでしょうか(笑)。

例えば今回は主役は焼き芋屋のミゼットなのですが、作ってみたかったのは階段のある光景であって、そこには柿の木があり、懐かしい電灯があって、けっこう生っぽい弛んだ配線があって・・・

そおいう何気ない光景が作りたくなって、たまたまそれに似合うのがミゼットだったという発想でジオラマのコンセプトを決めている事が多いですね。



本当にいろいろノンジャンヌで作っていますから、このブログで紹介していきますね。
gakkyさん、そのうち
「ああこの分野は僕もしっくり来るな」というジャンヌのジオラマが見つかればいいですね!(笑)

大和魂 : 2012/02/13 (月) 12:38:02

お初です・・屋根さんから紹介いただきました。
 リアル世代で・・懐かしい風景ですネ~・・・育った田舎では・・ミゼットでは無くて・・自転車でリヤカー引きの“焼き芋屋”でしたが・・。
まだこの辺は良く探せば・・ホーロー看板見かけますヨ~・・特に印象の深い・・由美かおるのオロナイン~や金鳥ですね~・・・懐かしいです。
これからも・・昭和レトロのジオラマ期待してます。

アラーキー : 2012/02/14 (火) 22:34:52

→<大和魂 さん>

はじめまして!いらっしゃいませ。

リアル世代という事は・・・経験豊富な先輩という事ですね!!

こちらは東京の杉並ですが、リアカー焼き芋屋さんは流石にいなくなりましたね。
でも小さい頃は良く見ましたよ。あのリアカー何所にしまっていたんでしょうか?(夏とか)

琺瑯看板は実はコレクションでも集めているんですよ。
あのまったりと塗装が載ったノスタルジックなグラフィックはたまりません!!

ジオラマ期待にお答え出来るようにがんばります!!
ご期待くださいませ。

大和魂 : 2012/02/15 (水) 09:18:23

有難うございます。
 ポイントは・・タールべったりの“木”の電柱ですネ~・・もう無くなっちゃいましたね~。
東京オリンピックは小学5年でした。東京タワーも下の展望台しかなかった。
TVの番組も・・夕方5時くらいの放送しかなくて・・鞍馬天狗・怪傑ハリマオ・少年ジェット・・そして~ウルトラQ・・・懐かしいナ~。

アラーキー : 2012/02/16 (木) 07:07:26

→<大和魂さん>

東京オリンピックの時に小学校5年!

と言う事は本当に映画ALWAYSの時代にど真ん中に生きた方ですね。
年齢的にもオリンピックの記憶もしっかりあるでしょうね。
日本の一番活気のあった時代にいたというのは本当にうらやましい。。。。

私は1969年生まれなので記憶の中でしっかりとしてくる事象はスーパーカーブームと沖縄の海洋博覧会ぐらいでしょうか?アポロの月面着陸とか大阪万博とかは生まれているけど流石に0歳、2歳ではね..

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プロフィール

情景師・アラーキー

Author:情景師・アラーキー
.
.
■ 情景作家
■ 1969年生 居住地:東京・杉並 

「日常にあふれるさりげない光景」を立体化する事が得意なオールラウンドジオラマ作家。昭和ノスタルジーからアニメシーン再現まで製作範囲の守備範囲は無限。むしろ挑んだ事がない題材を与えられると燃えるタイプです。

「生み出すものに魂を込めて作る職人のようにありたい」・・・と願って「情景師」を名乗っています。

<過去の作例活動経歴>
●電撃ホビーマガジン
●電撃スケールマガジン
●モデルグラフィックス
●アーマーモデリング
●モデルカーズ
●パンツァーグラフ
●エクストラマガジン
(スペインの模型雑誌)

<<ジオラマ制作随時承ります>>
(製作事例:CM、テレビ撮影用、展示会用、トイの商品開発用、企業ノベルティー等)
・ジオラマ制作についての相談&質問もお答えします
・展示会等での作品貸し出しもしております。
・TV,雑誌,Web取材等の随時受付中。
<出演事例>
・おはよう日本(NHK)
・めざましTV(フジテレビ)
・タモリ倶楽部(テレビ朝日)
・怒り新党(テレビ朝日)
・情報ライブミヤネ屋(TBS)
・まにあマニアル(BS日テレ)
・王様のブランチ(TBS)
・lifeサプリ(BS日テレ)
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