あぁ高松。
2018年のGWに行なわれた四国・高松「インモール高松」での展示会はおかげさまで大成功に終りました。
天候にも恵まれて、連日多くの方にみていただきました。
大阪や、高知、愛媛・・・結構遠方からも来ていただき感謝です。
私は搬入を兼ねて、前日入りして、初日には午前中と午後の2回のトークショーを開催。
多くの方の前でジオラマHow toの行程などの話をさせていただきました。想定時間ぴったりの45分ほどのお話。
皆さん熱心で驚きました。
やはりジオラマを見ている方の様子をみるのは、パワーをもらいます。
久しぶりの高松も空き時間にしっかりと巡らせていただき、満喫できました♬
もっとも嬉しかったのが、イベンターさまに用意していただいた、高松市内でもっとも高いJRホテルの部屋からの光景!
なななんと!目の前に高松城ですよ。ああ幸せ♬
高松城の天主台。6年まえに積み直し整備されて、築城当時の様子が垣間みれます。
現在高松では、この天主の復元に向けての計画を進めています!
近年では城は文化財として、その復元には完全にその当時の築城法、つまり木造での再現と、内部構造の実現を達しないと天守を築けない法律になりました。高松城は、全国にも数例しかない、上階が膨らんだ「南蛮造り」と呼ばれるデザインで(他では岩国城や小倉城など)外観写真は明治時代に撮影されたものが見つかっておりますので再現は可能なのですが、内部の図面や写真などが不明確であることから、なかなか進捗しないのが歯がゆい結果に。
ケンブリッジ大学で見つかった写真を基に作ったCG。いいですね〜見てみたい高松城!!
現在、内部が解る資料を大募集中!
見つかって、実現することを熱望しております。
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/kosodate/bunka/bunkazai/tenshukaku.html
しかし、高松城には立派な隅櫓が2棟も現存しています。

「月見櫓」(重要文化財)
日本三大海城である高松城の、海側にあるシンボル的な櫓です。
「艮櫓(丑寅櫓)」(重要文化財)
本来は太鼓櫓として別の場所にありましたが、この場所に移築されております。
丸亀城の天守ほどある立派な櫓です。
おそらく江戸時代にもしも天守が消失していた場合は、この櫓を天守代わりにしたことでしょう!
魅力が詰まった高松城Loveな話でした。
この後、かみさんと合流して、丸亀城→岡山城→赤穂城→姫路城と久しぶりの城廻の旅を満喫し、「城成分」も十分に充電しました!
全国の、特に城がある場所での次回のジオラマ展の開催オファーをお待ちしております!
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この記事へのコメント:
いなさん : 2018/05/27 (日) 20:23:24
【返信】情景師・アラーキー : 2018/05/28 (月) 10:19:08
初日のトークショーに来ていただいたのですね。ありがとうございます。
高松は今回で3度目の訪問。ショッピングモールではなく、クローズされた場所での展示等ができるのであれば、ケースを外して見せることができるんですけどね。また機会があればお会いしましょう!