フォルクスワーゲンUP! コラボ
フォルクスワーゲンのラインナップでもっとも小さな小型車「UP!」
この小さくて緻密な車のコンセプトと、私が作るジオラマの思想に通じるものがあるという事で、なんとWeb CMの出演オファーがありました!
かつて様々な分野の達人がカッコ良く登場する「違いの解る男」というフレーズのコーヒーCMがありましたが、まるでそんな雰囲気の映像。
インタビュー終って「VOLKSWAGEN」の低い声とあのロゴが出て来た時には、ちょっと震えました。
人生もうあがりです。。。
撮影の打ち合せの際に、インタビュー中にジオラマ製作のシーンを撮りたいという要望がありまして、今の私の仕事はほとんどが発表までは秘密の仕事が多く、流石にCM用の映像で他の製作物を見せる訳にいかず、何かフォルクスワーゲンが登場する手のひらサイズの小さなジオラマでも用意しようかと打診したところ、実は別企画でトリックCMの企画があるので是非その為のジオラマを作って欲しいとオファーがありました。
トリックCMというのは、実写とジオラマを同時撮影して、実は「合成でした!」とネタばらしをする撮影方法。
左側の建物をジオラマで、そして奥にあるUP!は実景で撮影するという構成。
製作中に近所の駐車場でのデモ撮影。いい感じになりそうです。
完成したジオラマはこのような不思議な構成。
右側の石畳の空間は撮影用に広めに取ってあります。
実写にみえなければ失敗なので接写にも耐えられるような生っぽい雰囲気に作り込みました。
そして完成した映像がこちら!
楽しい動画に仕上がりました。
ただ‥‥特撮の視点でいえば、建物の日当りが不自然に暗くて、実写に見せる?という意図とは違う様な。。。
聞けば、絵本のようなファンタジーの絵作りを狙ったようです。
メイキング映像をみると、私が予想した以上に大掛かりでお金のかかった映像作りをしています。
なお、この撮影に使ったイタリアの街のジオラマはサイズを小さくして飾りやすい様に加工して、アクリルケース付きでプレゼントするキャンペーンを行なっております!
http://up.volkswagen.co.jp/upsize/?cm_mmc=sns-_-SNS_2017-_-text-_-c16829&vgj_campaign_cd=SNS_2017_16829

<追記>
この記事で紹介したフォルクスワーゲンのCM用ジオラマは以下の『ステキな広告ジオラマ』に掲載されております。
よろしくお願いいたします。
<定期PR>
※2021年2月11日発売
2015年にジオラマ作家として独立してから5年間に受注した仕事をまとめた写真エッセイ集。今までのジオラマ本のように作り方のHow to 記事も盛り込みながら、それぞれの仕事をどのように受注してアウトプットしたかを綴ったビジネス本として執筆しました。
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