週刊『ウイリスジープをつくる』
あっという間に夏が過ぎ去ってしまいました。
今年の8月は、
(1)ジオラマ製作納品ー4作品
(2)鉄道模型コンテスト審査員
(3)レイクタウン・ジオラマ展示会
(4)CM撮影(出演)!
(5)9月納品のジオラマの製作開始(2作品)
と怒濤のようなスケジュールでした。
それぞれでBlogを書ける濃〜〜〜い出来事なのですが、気がついたら夏が過ぎ去っておりました(泣)。
2017年の夏は、ほぼ雨が降っているという異常気象。家に籠って作業している身としては、雨が降ってくれた方が外出しない言い訳が出来るので、好きです。天気が良いと「なんで家にいなければならないの?」とそわそわしてしまうんですよね。
唯一「この日は休み!」と決めた日に、久しぶりにバイクで出かけようと画策しておりましたが、なんと台風の影響で雨。
く、悔しい‥‥。
9月も納品ラッシュですので、つぎのチャンスは9月の下旬。これまた秋の長雨、台風シーズン。
神様、頑張っている私に晴れをプレゼントしてください!
そして、久しぶりに書いた日記は、上記の8月の話題に一切触れない、週刊「ウイリスMBジープ」を作るという話。
ミリタリー好きにとっては、たまらない軍用ジープの最高傑作!
これの1/8スケールの金属製のミニカーが手に入るんですよ!(購読すればね)
この手の「週刊●●」の創刊号は、そそるパーツを「お試し」という名目で、しかも超格安で読者を獲得するという魔の手。
ダイカスト製のパーツで、ライトパーツが入っていてなんと299円ですよ、奥さん!
ガチャガチャよりも安い価格だし、とりあえず買ってみるのが人の子。
うむ、いい!このまま壁に飾れる迫力!ライトパーツだけで、何かに使えるとか、300円のバリュー感をいろいろと実感できます。
しかし‥‥同時に「ちょっと残念」
その理由は、ライトに秘められた「例の機構」が再現されていないことです。
1/8スケールならばもしかしたら再現されているのかなぁと思ったのですが‥‥。
ウィリスジープ好きならば知っていて当たり前の話なのですが、このライトには膝を叩きまくるアイデアが組み込まれているのです!
こちらが実写写真。
ボンネットを開けると、左右にあるフロントライトを支えている支柱はプレスされたアームで出来ています。タイヤフェンダー側のネジは蝶ネジになっていて、工具がなくとも簡単に外せるようになっています。
そして・・・フロントグリル側にヒンジがあり、180度反転させると、なんとライトがこんな姿に、なんじゃこりゃ!
なんとなんと、エンジンルームを照らせる作業灯に早変わりするのです!
すげ〜〜よ!アメリカ軍!
この機構を知ってからは益々ウィリスジープが好きになりました♬
1/8スケールのウィリスではこの機構が再現されておりませんが、改造すればなんとか成りそうな感じ。
しかし、そこまで妄想しておきながら水を差すようですが・・・
このミニカーは毎週届くパーツを完成までに2年を要し、その値段トータル約20万!
この手の週刊●●でありがちな高額キットとなる訳ですが、付属のブックレットが毎週のように届き、2年の間にウィリスジープの知識が蓄えられると思うと、考え方は『20万のミニカー』ではなく、20万の価値があるイベントが2年も続くバリューなんだと思います。
創刊号のブックレットには原寸大の写真が掲載されております。
うむ〜〜〜大きい、大迫力!
こんな大きさで部屋に飾ったらカッコいいだろうなぁ。。。
フロントグリルのパーツと、この側面図を見ていたら、
「もしかして、この絵を切り取ると原寸大のウィリスを体験できるのでは?」
という変なスイッチが。
そしてふと、テーブルの上を見ると・・・パーツが入っていたダンボールの箱。とてもしっかりとしたいいダンボール。
赴くままに、カッターで部品を切り出して、30分後・・・
おぉ、良い雰囲気。フロント部分だけですが原寸大の迫力を実感!
いいね、いいね。
もっと完成品の雰囲気を味わい欲望が沸き、塗装&マーキング!。
おおおぉ、これこれ。もう満足♬
もしかして、このままダンボールで全部の車体を作ったら面白いかも(作らないけど)
たった300円ぐらいで、1時間工作でも十分に楽しめた週刊●●のお話でした。
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