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ありがとう新川文化ホール!


8月6日から21日まで開催していた、富山県、魚津市「新川文化ホール」での初の有償個展は大成功で終えることができました!

夏休み期間のわずか15日間の開催期間中に、ななななんと、「8,232名」の方が来てくれたのです。開催場所の新川文化ホールは全国レベルでもかなり上位に入る、巨大で立派な施設ですが、その場所は、県庁所在地である富山市のおとなりの魚津市、しかも魚津駅からも近くはない立地です。確実に自家用車がないと来れない場所なので(まぁ地方都市では車移動がマストになりますので当たり前かもしれませんが)4桁の方が来てくれたということは、本当に有り難いことです。


新川会場2



ありがとう新川文化ホール



この開催期間は、ブラジルで開催していた「リオ・オリンピック」とまったく同じ期間であり、まぁ特に意識した訳ではないのですが(w)、そちらの応援に来場のチャンスを奪われた訳でもなく、富山の方に受け入れられたことに感謝します。

会期中にもっとも多かった質問は「あの・・・・なんでここ(新川文化ホール)で開催なんですか??」

地元の方も不思議がり、そして存在は知っているけど訪れたことがない施設だったようです。こちらの文化ホールのキュレーターである澤飯さんが、2年ぐらい前から私に目を付けてくれていて、そして私がジオラマ作家としてTV等に出まくっていた時に「機が熟した」と今回の個展のオファーをしてくれた訳です。新川文化ホ−ルでの夏休みのイベントは、去年は「サザエさん展」そしてその前は「ガンダム展」という2大アニメ作品の金字塔を開催した後の私のジオラマ展ですから、私としても、絶対に成功させなければいけないプレッシャーがあったのでした。。。

↓新川文化ホールのHP

http://www.miragehall.jp/



初日の8月6日(搬入の為に前々日から会場入り)、また8月11日にはトークショーとギャラリーツアーガイドのイベントの為に、そしてラストの週末8月20日、21日にも会場に在廊し、会期中15日/4日は訪れてくれた方をアテンドしておりましたが、高齢な方から、小さなお子さんまで「来てくれた人がみんな楽しめる」イベントとしてはジオラマは最適であると、あらためて実感しました。お子さんの為に来たが、むしろ両親が夢中になっている(子供は半ば飽きてしまって)様子も多々(笑)。大人は1つ1つの作品をじっくりと鑑賞し、説明パネルもちゃんと読みたいのですが、子供は衝動的に、次の作品、また次の作品を見たがり、そして「ママぁ!コッチ見てよ!!凄いよ〜」と遠くから呼び寄せて、驚きを共有したがるんですよね。


新川会場内まとめ



8月11日のお盆休み初日には、トークショーの為に再び富山入りしたのですが、今年になってからまともに休みをとっておりませんでしたので、久しぶりの長期旅行も兼ねて、かみさんを後ろに乗せてバイクで富山までツーリングしながら訪れました。途中、長野で「峠の釜飯」で有名なおぎのやさんの本店で釜飯を堪能したり、すぐ近くにある鉄道博物館で鉄分を補給したり、日本海側に抜けた後は、「ヒスイ海岸」で一攫千金を狙ってヒスイを探したりと。。。トークショーを終えた後は、能登半島を半周し、小松市に抜けて、重機の大手「コマツ」の企業ミュージアムを訪ねたり、ヒストリックカーの聖地「日本自動車博物館」でお腹いっぱいに珍しい旧車を堪能し、白川郷で世界遺産の茅葺き屋根に思いを馳せ、飛騨高山にて、江戸の香りが残る町並みを堪能して、4泊5日のバイク旅を終えました。次のジオラマネタのヒントも十分に取材出来たので「一石四鳥」ぐらいの効率の良い旅になりました(笑)

2016年夏のツーリング


↓どれもオススメの博物館です!

●碓氷峠鉄道文化むら
http://www.usuitouge.com/bunkamura/
●コマツの杜
http://www.komatsunomori.jp/
●日本自動車博物館
http://mmj-car.com/



さて、本題に戻ります。
あっという間だった「凄い!ジオラマ展」の開催期間の最終日には、大プレゼント大会を実施しました。展示してある作品の背後に、私が撮影したジオラマ写真をA1サイズに引き延ばした写真パネルを設置してあるのですが、展示期間終了時間に希望者を集めてくじを引いて、そのくじに書かれた番号の順番に、会場に入ってもらい、好きな作品のパネルをはぎ取りもって帰る「持ってけ泥棒!」というイベントを思いついて実施。

凄い_新川行列



くじを引く為の行列が出来る、大賑わいで、皆さん嬉しそうにパネルを持って帰ってもらいました。
写真パネルにはサインもいたしました。


会場の最後に、来場者の方へ「どの作品が気に入りましたか?」という1人1枚のシールでアンケートを実施しました。
これは、最後に作品の振り返りをしてもらい、見た作品の印象を更に植え付ける狙いもあります。多くの作品を見た後は、満足感はあるのですが、作品を思い出せない事も、展示会では良くあることです。また自分のお気に入りと、たの人のお気に入りを比較しながら、眺めて、そして「参加できる」イベントが欲しいと思ったのです。

凄いアンケート_新川1


以前からやってみたい!と思っていたアンケート方法ですが、これがかなり盛り上がりまして、しかも最後には赤と青のドット模様が面白いアート作品のように♬

凄いアンケート_新川2



各作品の男女別に貼られたシールを、後日1つ1つ数えてアンケートを集計するととても興味深い結果が出ました。

来場者約8300人に対して、貼られたシールの数はやく7000個。

男女別では、圧倒的に女性の集計集が多く、積極的に参加するのは女性の方が多いということが解りました。(入場の際にも男女、年齢層でのデータは取っておりました)

アンケート結果ダントツ1位は「ゴッサムシティ」!

昭和をモチーフにしたジオラマ作品は安定的な人気がありましたが、その中でも架空ロボット・メカトロウィーゴの修理販売店「小林メカトロ商会」が目立った人気。

小林メカトロ商会Blog


そしてまったく意外な人気だったのは、連結完成済み都市模型「ジオクレイパー」を使った「特撮スタジオ」

特撮スタジオ1


そしてそして、巨大な陸亀の背中に築城した城で戦いを繰り広げていた、架空の戦国時代の話をモチーフに制作した「城亀」

城亀完成_B1



夏休みで、親子づれが多かったので、これらのジオラマ作品に人気が集まったのかもしれません。

今後の私のジオラマ制作に、とても役立つアンケート結果でした。


さて、富山での個展が終了した後に、次なるジオラマ作品展会は・・・・久しぶりの東京開催です!


ホビーショー告知_b



また、詳しい告知はいずれ!

ありがとう、新川文化ホール、ありがとう富山!












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※2021年2月11日発売
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プロフィール

情景師・アラーキー

Author:情景師・アラーキー
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■ 情景作家
■ 1969年生 居住地:東京・杉並 

「日常にあふれるさりげない光景」を立体化する事が得意なオールラウンドジオラマ作家。昭和ノスタルジーからアニメシーン再現まで製作範囲の守備範囲は無限。むしろ挑んだ事がない題材を与えられると燃えるタイプです。

「生み出すものに魂を込めて作る職人のようにありたい」・・・と願って「情景師」を名乗っています。

<過去の作例活動経歴>
●電撃ホビーマガジン
●電撃スケールマガジン
●モデルグラフィックス
●アーマーモデリング
●モデルカーズ
●パンツァーグラフ
●エクストラマガジン
(スペインの模型雑誌)

<<ジオラマ制作随時承ります>>
(製作事例:CM、テレビ撮影用、展示会用、トイの商品開発用、企業ノベルティー等)
・ジオラマ制作についての相談&質問もお答えします
・展示会等での作品貸し出しもしております。
・TV,雑誌,Web取材等の随時受付中。
<出演事例>
・おはよう日本(NHK)
・めざましTV(フジテレビ)
・タモリ倶楽部(テレビ朝日)
・怒り新党(テレビ朝日)
・情報ライブミヤネ屋(TBS)
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・経済ビジネスライン(BSNHK)
<雑誌取材事例>
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