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フジサワ名店ビル観覧車完成!





先週の日曜日(12月6日)に神奈川県のフジサワ名店ビルで開催した「懐かしい!昭和ジオラマ展」が無事に終了しました。
展示期間は6日間でしたが、非常に多くの方に楽しんでいただき、このフジサワ名店ビル50周年記念で開催した様々なイベント、6月開催の北原輝久さんの「北原コレクション「昭和レトロ大博覧会」

http://www.fujisawa-meiten.com/wordpress/?p=1541

そして9月に開催した「ウルトラヒーローワールド開催記念展」

http://www.fujisawa-meiten.com/wordpress/?p=1914

この2つのイベントの入場者数を上回る来場があったという事。
ビックネームの両者よりも!!!!, あわわわわ、恐縮です。。。。




さて、Blogで製作記事を進めておりました、フジサワ名店ビルの屋上観覧車ですが、こちらは最終的にこのような形で完成しました!


フジサワ観覧車1



完成納品した日の夕方5時頃、実際に設置されていたフジサワ名店ビルの屋上の、しかも今なお残る観覧車の台座の上で撮影した写真です!!

この観覧車からは、西に大きく富士山が見えた!との、当時を知る人の証言があり、実際にとても綺麗な富士山を見る事が出来ました。このコラボレーション写真には撮影した私も感動してしまいました。。。。


フジサワ観覧車2


全体像はこちら

フジサワ観覧車3



写真は現在開催中の別の展示会になりますが、50年前の昭和の40年の設置された当時の雰囲気での仕上げ。汚し塗装はほとんどない状態で、ちょっと博物館に展示してある模型のような仕上がりで、「私らしくない」と感じる方もいたかもしれませんが、こういった再現ジオラマも作ってみたかったアイテムなので、これはこれで。

まぁ今回は本当にタイトなスケジュール&製作で、単に製作に専念する今までのスタイルとは大きく違う事は、「作品展示会の準備もしなければならない」事。展示ケースの手配、運送屋の手配、説明プレートの製作など、かなりの作業に右往左往しながら、流用パーツがゼロである、完全フルスクラッチの観覧車のジオラマを完成しなければならなかったのは、本当に泣きながら(事実:笑)作っていました。
まさかの製作中に両親が共に大きな手術をする事になってしまって、まるで昼ドラマのような次から次に巻き起こるトラブル!!という展開でした。語るも涙。。。。

しめきり当日は、完成したジオラマを引き取りにくる運送業者との時間のバトル、しかも徹夜明けのフラフラの状態で神奈川県の藤沢まで電車で移動。その身体でジオラマ展示の設置もしなければならない・・・あぁもっとこの現実を理解しておけばよかったと。

故に完成写真がほとんど撮れておりません。

設置したジオラマ展示の取材が17時から始まる、わずか15分の合間を使って、屋上に駆け上がり、夕日が沈みきる前になんとか撮影したのが上記の写真です。

おかげでとても素敵なコラボレーション写真が撮れました。こういう光景を見ると疲れが一気にふっとぶんですよね。


後日、晴天の空の下で、いつもの特撮写真が撮れましたら、まだ紹介していない製作行程のレポート記事と会わせて載せたいと思います。

実は、フジサワ名店ビルでの展示会が終りましたが、現在とある企業さまの本社ビル内でお客様向けのプライベート展示が行なわれており、そのレポートもしたいと思います!

気づくとあっという間に12月、師走。
今年の師走は本当に時間がタイトで走り回っています(笑)


<追記>
この記事で紹介したフジサワ名店ビルの観覧車ジオラマは以下の『ステキな広告ジオラマ』に掲載されております。


<定期PR>

※2021年2月11日発売
2015年にジオラマ作家として独立してから5年間に受注した仕事をまとめた写真エッセイ集。今までのジオラマ本のように作り方のHow to 記事も盛り込みながら、それぞれの仕事をどのように受注してアウトプットしたかを綴ったビジネス本として執筆しました。
好きな事を仕事にしたいクリエイター志望の方へのヒントになれば!





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失われつつある昭和の駄菓子屋を1/24スケールで徹底的に作り込み、その作り方を図面、写真で超解説したジオラマHOW TO 本。和風日本家屋の構造解説でドールハウスや鉄道模型などのジオラマ作りの参考になります!





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イラストと写真を織り交ぜて、ジオラマ作りの考え方や作り方、保存の仕方、写真撮影、SNSでのアピールの仕方など重箱の隅を突くように執筆した本です。現在6刷突入で2万冊突破で好評発売中です!




                 
※2015年に発売された私の初の作品/エッセイ集「凄い!ジオラマ」をカラー写真2倍に増量+本の多さアップで生まれ変えた「凄い!ジオラマ[改]ジオラマ作りの楽しさを文章と写真で楽しめる本です!2018年11月発売



                

                 

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この記事へのコメント:

風来坊のひとりごと。 : 2015/12/14 (月) 12:36:32

初めてコメントします。時々ブログを拝見いたしておりました。(^^)
夕刻迫るデパートの屋上・・富士山がシルエットで遠くに望める絶好の
シャッターチャンス。ここまでくるにはアラーキーさんの過酷で壮絶な
制作日程とご両親の手術があったのですね。お疲れさまでした。そして
大盛況で幕を降ろされ、安堵のアラーキーさんを思うと感慨で胸に迫る
ものがあります。これからも超リアルなジオラマをたくさんつくられて
ください。楽しみにしております。

yukiyuki : 2015/12/14 (月) 23:58:05

展示対応、お疲れさまでした!
お陰さまでアラーキー作の模型の数々をじっくり堪能出来ました!
本も熟読しましたよ~。(^^)
名詞サイズのジオラマ、面白そう!

また機会がありましたら展示場に足を運びたいと思います!
今後も応援しております!(◕ܫ◕)ゝ

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プロフィール

情景師・アラーキー

Author:情景師・アラーキー
.
.
■ 情景作家
■ 1969年生 居住地:東京・杉並 

「日常にあふれるさりげない光景」を立体化する事が得意なオールラウンドジオラマ作家。昭和ノスタルジーからアニメシーン再現まで製作範囲の守備範囲は無限。むしろ挑んだ事がない題材を与えられると燃えるタイプです。

「生み出すものに魂を込めて作る職人のようにありたい」・・・と願って「情景師」を名乗っています。

<過去の作例活動経歴>
●電撃ホビーマガジン
●電撃スケールマガジン
●モデルグラフィックス
●アーマーモデリング
●モデルカーズ
●パンツァーグラフ
●エクストラマガジン
(スペインの模型雑誌)

<<ジオラマ制作随時承ります>>
(製作事例:CM、テレビ撮影用、展示会用、トイの商品開発用、企業ノベルティー等)
・ジオラマ制作についての相談&質問もお答えします
・展示会等での作品貸し出しもしております。
・TV,雑誌,Web取材等の随時受付中。
<出演事例>
・おはよう日本(NHK)
・めざましTV(フジテレビ)
・タモリ倶楽部(テレビ朝日)
・怒り新党(テレビ朝日)
・情報ライブミヤネ屋(TBS)
・まにあマニアル(BS日テレ)
・王様のブランチ(TBS)
・lifeサプリ(BS日テレ)
・経済ビジネスライン(BSNHK)
<雑誌取材事例>
・週刊新潮
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