ノーチラス号あらわる!
唐突ですが、
「ノーチラス号が大好きです」
ノーチラス・・・
この固有名詞に対して、世代によって大きく2つにイメージする物が別れると思います。
1つはアニメ、「不思議な海のナディア」に登場したこちらのノーチラス号。
<写真はGoogle画像検索より>
最近のような気がしておりましたが、なんと初回放映が1990年なので、今から25年も前の話(汗)
私は大のNHKアニメファンですが、恥ずかしながらこのアニメはほとんど見ていないので、この潜水艦初めて見た時に
「え?っ、これってブルーノアじゃないの?」
と思ってしまった46歳のオジさん(笑)
・・・ブルーノア、知らない方もいるかと思いますが、まぁGoogle先生に聞いてみてくださいませ。
そして、本題は本家・ディズニー映画「海底2万マイル」に登場したノーチラス号様の話なのです。
この映画を知らない人でも、ディズニーシーの火山の真下に停泊している、怪しくも美しい銅褐色の潜水艦を見た事がある人は多いかと思います。
<写真はGoogleの画像検索より>
ノコギリのようなギザギザのついた、丸鋲構造の古めかしいデザイン。これぞ「ザ・スチームパンク」デザインの原点!!!!
ギザギザは飾りではなく、帆船に体当たりして、船を沈める為の武器なんです!
いかにも怪しいマッドサイエンティストが作った潜水艦なのであります。
まだ、未見の方は、本当にオススメの映画ですので是非一度、ディズニー映画のど定番の「海底二万マイル」を!
で、このノーチラス号ですが、今までいろいろな大きさの物が発売されておりますが、やはり超有名なディズニーご本人が手にしているミニチュア(映画で使われたプロップ?)サイズのコレが欲しい!!!
ノーチラス号ファンが誰しも夢見たこの大きさのものを、やってくれましたよ、あの海洋堂さまが!!
いやっほーーーー!!
コストを考えてあえて「ソフトビニール」製として販売したのです。
塗装が映えそうな鋲構造。
これはモデラーとして、ワクワクするアイテムですね。
で、今回、とあるジオラマに使う事になりまして・・・これをガッツリと塗れるチャンスが巡ってきました!!
で、
洋上シーンとして配置する為に、超音波カッターを使って、上下に分割して、ラッカー塗料で塗装した物がこちら。
鋲が映える!!!!!!!!!!
実際には海上に出る部分はもっと上部なんですが、造型的にこちらの方が映えるので。
ラッカーの艶消し黒を全体に塗装し、レッドブラウンをドライブラシ。そしてカッパーを鋲の頭の部分を浮く出させる感じでドライブラシ。
そのままでは筆の荒さが出てしまうので、デッキタンをエアブラシでうっすらと全体的に塗装します。
仕上げに、銅板?の表面に浮き出た「錆」色のかわりに緑青をイメージして、ダークグリーンを墨流ししました。
これがカッパーを映えさせていい感じの使用感を演出できました。
ああ、これが私が見たかったノーチラス号の姿!!!!
今回は依頼品なので、私の手元から離れてしまいますが、実は自分用として1艇所有しておりますので、時間が空いたらまたガッツリ塗装をしてみたいと思います。
そして、そして・・・
これはすでにこんな感じのジオラマに配置されております!
制作期間に半年を要した、巨大ジオラマ。
実はこのノーチラス号は主人公ではありません。あくまでもアクセント、遊びとして配置しただけ。
「コレが遊びで配置出来る」程に巨大なジオラマなのです!!!!!!!!
詳細はまだ明かせませんが、いずれ詳しくレポートいたします。
ではでは。
海洋堂のメガソフビアドバンス「ノーチラス号」オススメです!!
<定期PR>
※2021年2月11日発売
2015年にジオラマ作家として独立してから5年間に受注した仕事をまとめた写真エッセイ集。今までのジオラマ本のように作り方のHow to 記事も盛り込みながら、それぞれの仕事をどのように受注してアウトプットしたかを綴ったビジネス本として執筆しました。
好きな事を仕事にしたいクリエイター志望の方へのヒントになれば!
※2019年4月10日発売
失われつつある昭和の駄菓子屋を1/24スケールで徹底的に作り込み、その作り方を図面、写真で超解説したジオラマHOW TO 本。和風日本家屋の構造解説でドールハウスや鉄道模型などのジオラマ作りの参考になります!
※2016年8月に発売された私の初のジオラマHow to写真集「作る!超リアルなジオラマ」
イラストと写真を織り交ぜて、ジオラマ作りの考え方や作り方、保存の仕方、写真撮影、SNSでのアピールの仕方など重箱の隅を突くように執筆した本です。現在6刷突入で2万冊突破で好評発売中です!
※2015年に発売された私の初の作品/エッセイ集「凄い!ジオラマ」をカラー写真2倍に増量+本の多さアップで生まれ変えた「凄い!ジオラマ[改]ジオラマ作りの楽しさを文章と写真で楽しめる本です!2018年11月発売
※このBlogをスマートフォンでご覧の方、スマートフォン表示ではなく、「PCモード表示」にすると、過去の記事の検索や、問い合わせの為のメール送信のフォームがご覧いただけます。
この記事へのコメント:
情景箱 : 2015/10/11 (日) 19:31:40
目からウロコのレアネタが
沢山聞けて楽しかったです。
お忙しいのに私の作品まで見ていただき
本当にありがとうございました。
あの話にはびっくりしましたが
これからも応援していきます。
ご活躍を期待します!
頑張ってください!