暗黒の都市・ゴッサムシティー<その1>
2013年5月13日発売のアーマーモデリング Number.164に今年制作した私の作品史上最大のジオラマ作品が掲載されます!
掲載ページも私が様々な模型雑誌で掲載していただいた中でも最大の6ページの異例の扱い!
見所を満載した作品故にそれらを余す事無く写真を撮っていただきまとめるとそれ程のページ数になったようです。
それだけでも苦労した事が報われるのですが、これまたサプライズの表紙掲載!(大泣)
実はこれ私は知らされていませんでした。。。。。。粋な計らい神藤編集長に感謝♬
タイミングよくジオラマ特集にミートした結果だと思います!
しかし、しかし・・・・「情景模型ベーシック大攻略」って特集で、
「オイオイこれがベーシックなジオラマ作品の事かい!!ツッコミどころが。。。。
しかも、実はここだけの話、このジオラマは6ページも掲載していただいているのですが、この「ベーシック攻略」という言葉とはギャップがある「How to 」が一切ないのです。。。
それだけ見所満載で暴走制作した結果です。
でもご安心ください!
本文でも書いておりますが、制作記としてはこのブログで超詳しくフォローさせていただきます。
まずは、本誌を手に取っていただき購入していただければと思います。
昨今は雑誌不況のご時世なのでこれが売れるか否かが死活問題。
私のブログを読んでいただている方はジオラマ作品に興味のある方がほとんどだと思いますが、アーマーモデリングという AFV専門模型誌を手に取って見た事が無い人もいるでしょう。
今回の機会でこの雑誌の魅力を感じていただければと思います。
大ヒットアニメ「ガールズ&パンツァー」で多少 AFVのハードルが下がりこの分野にも興味を持った人が増えたのは非常に嬉しい事。
しかし、今回の私の制作のジオラマは実はAFV模型ではありません!(え???)
いえいえジオラマに使ったプラモデルはすべて AFV模型用として売られているものが100%。それらを使って AFV模型テクニックを応用すると別の楽しみ方が出来るという事例なのです。もちろん本格的なAFVジオラマに応用出来るテクニックも満載ですので相互効果でいろいろな共鳴があればいいなぁと思います。
・・・・って堅苦しい事言わず、いったいこのジオラマはなんなのよ!!
いや、明日発売、もう模型店では発売されていますから・・・・そこで見てくださいって保留にすると炎上しそうですので(笑)
実はこのブログでも過去にちらりと紹介していた海洋堂のリボルテックシリーズの「バットモービルタンブラー」を使ったゴッサムシティーの情景なんです(ってすでにブログタイトルでバレていますが)
http://tokusatsurevoltech.com/series043/
上記の写真は後加工なしの直撮り!
バットモービル・タンブラーのハロゲンライトが濡れた地面に反射してとてもいい感じでしょ!
シーンはバットマン・ビギンズでのゴッサムシティーのダウンタウン「ナローズ島」をイメージしています。
劇中でもじめじめした雰囲気を演出する為に常に地面が湿っていて、それが光のあやしい反射を良演出していました。ジオラマでも是非これを再現したいと思って実行したのですが、ここまで上手くいくとは思いませんでしたね。
車体に搭載された LEDライトだけで照らされた金属フェンス。
まるで劇中のシーンを切り取ったよう!!
そしてちょっと照明を明るくして撮影した姿!次第に全貌が!!
ふふふ、もったいないから今日はここまで、全貌はまずは紙面でご確認ください。
このジオラマが掲載されているアーマーモデリングは現在はバックナンバーとして購入できます!
<定期PR>
※2021年2月11日発売
2015年にジオラマ作家として独立してから5年間に受注した仕事をまとめた写真エッセイ集。今までのジオラマ本のように作り方のHow to 記事も盛り込みながら、それぞれの仕事をどのように受注してアウトプットしたかを綴ったビジネス本として執筆しました。
好きな事を仕事にしたいクリエイター志望の方へのヒントになれば!
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失われつつある昭和の駄菓子屋を1/24スケールで徹底的に作り込み、その作り方を図面、写真で超解説したジオラマHOW TO 本。和風日本家屋の構造解説でドールハウスや鉄道模型などのジオラマ作りの参考になります!
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イラストと写真を織り交ぜて、ジオラマ作りの考え方や作り方、保存の仕方、写真撮影、SNSでのアピールの仕方など重箱の隅を突くように執筆した本です。現在6刷突入で2万冊突破で好評発売中です!
※2015年に発売された私の初の作品/エッセイ集「凄い!ジオラマ」をカラー写真2倍に増量+本の多さアップで生まれ変えた「凄い!ジオラマ[改]ジオラマ作りの楽しさを文章と写真で楽しめる本です!2018年11月発売
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この記事へのコメント:
クリスタルボーイ : 2013/05/12 (日) 08:59:30
SYU : 2013/05/12 (日) 09:15:33
どなたかも疑問に思っていたと思いますが、あの新聞紙の「薄さ」(紙やすりで研ぐとの、ご説明がありましたが)、同様に新聞紙やエロ本に縮小コピーする方法(誰もが疑問に思っているのは多分、通常の新聞紙やエロ本の表紙を、1/35まで縮小するのは難しいと思うのですが・・・)が明らかにされると、とても嬉しいと思います。
普通の実寸のエロ本を1/35に縮小するのって、結構難しい(ドットが出てしまうから)事ですよね?
ハマシ : 2013/05/12 (日) 13:39:00
何はさておき完成&表紙おめでとうございます!!
ちょっと本屋行ってきます。
やつ : 2013/05/12 (日) 21:42:38
以前からブログ楽しく拝見しておりました。
初コメントさせていただきます。
名古屋に住んでいるため実物を拝見させて頂くことがなかなか難しいのですが、この写真からすでにオーラが。
アラーキーさんのブログを見て私もジオラマに挑戦しました。
もちろん全然クオリティ違うんですが、ひとつ完成させることができ、屋外撮影で実物以上の写真を見てニヤニヤしている毎日です。
アーマーモデリングどころか月刊の模型雑誌を一度も買ったことない僕ですが、明日早速アーマーモデリングをゲットして舐めるように見回したいと思います。
そしてブログでのHOWTO、期待しております。
今後とも宜しくお願いいたします。
arukadhia : 2013/05/13 (月) 02:33:03
しかし写真も臨場感有りますね〜。
実物で見るのと写真で見るのとではまた違う良さが有りますね。
情景師・アラーキー : 2013/05/13 (月) 07:35:22
本日(5月13日)書店に並びます。本誌でのジオラマ掲載ページは3〜4ページが基本で、その中で How to 途中写真も含めた記事も含まれますので、ジオラマ作品の写真だけで6ページとは異例の扱いです。
十分にお楽しんでね〜♬
情景師・アラーキー : 2013/05/13 (月) 07:40:25
了解しました。模型史に残る How to 記事にしたいと思います(笑)
しかし、新聞紙を紙やすりで研ぐって・・・・書いた記憶が・・・ない!
あれ、普通コピーそのままですよ。
雑誌の1/35化もまったくもって普通のテクニックですし、いいプリンターを使っている訳ではありませんのでそこらへんは期待はずれになるかもしれません。
「案ずるより生むが安し」
まさにそんな感じです。
情景師・アラーキー : 2013/05/13 (月) 07:46:20
そうそう解りやすくヒントを書いていたんですけどね(笑)
でも楽しみは最後に取っておく方なんで♬
本日から店頭販売なのでお間違えないように。これから1ヶ月間は書店で本誌を見かけたら一番目立つ位置に並べ直してくださいね!
(※本当にそれを実行すると書店の人に怒られます)
情景師・アラーキー : 2013/05/13 (月) 08:03:18
コメント大歓迎ですよ。ここに書き込むと恥ずかしい、質問が多くて長くなるなどの理由もあってかメールフォームでEメールでの問い合わせもあるんですよ。
こちらとしてはなるべく細かく返答していくつもりですのでいつでもどうぞ。
名古屋にお住まいとの事、それらば今週末に静岡で開催される日本最大の模型メーカーの展示会、静岡ホビーショーへ足を運んではどうでしょうか?
http://www.hobby-shizuoka.com/
そこで日本中のモデル倶楽部の合同展示会が開催されます。
私は10年ちかくいろいろな模型サークルにてこの展示会に参加しています。
そしてこのゴッサムシティーのジオラマも展示する予定です。
名古屋からだと新幹線、お車でも近いですので土日いずれか足を運んでみてください。
おそらく世界が変わりますよ!!
情景師・アラーキー : 2013/05/13 (月) 08:08:46
模型誌においてはそれを伝える媒体は「写真」がマスト。
ですので結果として「写真映えがする」事が条件になりますね。
極論を言えば、写真に映る部分しか作らなくてもいい!という事も。
しかし、そこはモデラーとして黙っておけない部分でもあり、そしてあの海洋堂のイベントのように多くの人に直接見てもらう為に作り込むという事も大切です。
arukadhiaさんは今回の場合は直接実物を見た後に写真で楽しむという方法になりますね。このジオラマは様々な面がありますので上記の写真のように暗い夜のシーンでも表情が変わりますが、日光下での写真でもそれは変わると言えます。
その写真もいずれ紹介しますね。
ヤマショー : 2013/05/13 (月) 12:20:16
海洋堂のフィギュアワールドは別件で知り、見学に行ったところ
一際、目に止まる作品が・・!!
でもスグには「アラーキーさん」の作品だとわかりませんでした。 ブログでは全体紹介がまだ無かったような・・。
しばらく観賞に浸っていると、この作品・・・「ガーン」!!
アラーキーさんの作品ではないですか!!
ず~と占領していると他の方々に迷惑になるので、一旦外に出て
また一周して眺めていました。
レイクタウンも良かったですが、雰囲気の違った今作品は
特に感動です。
余談ですが、先ほど「月刊アーマーモデリング」購入してきました。何べんも読む返しています。
これからも作品製作、頑張って下さい。
同志99 : 2013/05/13 (月) 20:22:43
FBでジオラマを作っていたのはもちろん知っておりましたがまさかバットモービルタンブラーだったとは!
あのブログ記事はそういう事だったんですね!やられてしまいましたw
先ほどAMを購入して読ませて頂いております!錆の次は汚れ。やはり私の遥彼方を行っておられる!!
静岡では生で見る事が出来る用ですし、非常に楽しみです!よろしくお願いします!!
yukiyuki : 2013/05/13 (月) 22:43:31
いやぁ~、やられた!って感じです。
大好きなバットマンカーがこのような形でジオラマになるとは。
どうやって作ったのか、早く知りたいです。
濡れた地面って、どうやるんだろう?
ポスターとかは縮小コピーかな?
全体の大きさはどの位だろう?
興味が尽きません!!
(^^)
ぴろんちょ左衛門之介久 : 2013/05/13 (月) 23:05:24
まだ立ち読みしてません(^^
知人のクリスタルボーイっつうのが買えと言ってますので、購入したく思っております。
現物は静岡で確認で宜しかったでしやうか。
ちょうぎ : 2013/05/14 (火) 02:26:37
いやはやすごい作品ですね!
いままでブログでは部分部分しか見られてなかったので紙面で印象的な電線も含めて全体像が把握できて新たな感動がありました。
SHSでは一番に足を運んでガン見させてもらいます^^
情景師・アラーキー : 2013/05/14 (火) 07:04:00
読み逃げなんて、どうぞどうぞ。いいのですよこちらとしては楽しんでもらえれば♬
興味本位で「ブログカウンター」というのを設置しているのですが、記事の更新がなくても毎日400〜の方が見に来てくれているのを確認して「も、申し訳ない。もう少し待ってね」と。それも私のモチベーション(プレッシャー?)の一つですから(笑)
それにレイクタウンも来ていただいたのですね。
あそこは訪れる客層を考えてた作品&版権物をシャットアウトしましたのでアニメや映画などの作品は展示できませんでした。この作品はある意味あの展示会の作品とまったく逆の世界の作品になりますね。
今週末に開催する静岡ホビーショーにて再び展示するのですが今回はアクリルケースなしの「生置き」展示になります。これは鼻息のかかる距離で見る事が出来ますのでよろしければ是非。
アーマーモデリングに掲載されている写真はスタジオ撮影のものですのでまた雰囲気が違ってくるでしょう。私のブログには外で撮った写真も多く、それぞれの環境下での雰囲気の違いをお楽しみください。
情景師・アラーキー : 2013/05/14 (火) 07:07:57
やはり依頼作品なのであからさまにオープンにする訳にもいかず。
かえって「やられた!!!」感があった方が面白いでしょ♬
錆と汚れは模型表現ではその表現方法にテクニックを求められるもの。
やはり情景師として、職人としては自ら開発しなければね。
静岡に来るんだ!それは楽しみにして!!
情景師・アラーキー : 2013/05/14 (火) 07:12:37
今回の作品は実は今までの依頼作例に比べるとちょっとだけ制作費が多く出たので、バットマンシリーズのDVDを資料費として購入して何度も何度もその世界観を感じ取ったんだよね。今まではあまりしなかった方法。自分の持っている世界観で作ってしまった所が多かった。
全体の大きさ・・・・まずはアーマーモデリングを買って読んでね♬
いろいろと膨大な内容なので制作記だけでも半年かかるかもしれないなぁ(笑)
情景師・アラーキー : 2013/05/14 (火) 07:16:22
ご購入ありがとうございます!!・・・・って言っても買わないのが貴殿だからなぁ(笑)
静岡に持って行くけど、去年のようにカメラの電池切れにならないように真っ先に来てください!!!
情景師・アラーキー : 2013/05/14 (火) 07:23:04
また静岡でも逢えますね!
こちらとしてもアーマー掲載、そして静岡に持って行けるというベストなタイミングで挑めます。それを皆で楽しそうに見てくれれば僕も苦労が報われるわ〜〜!!
まずは運搬の苦労だな。今年のモデスポの予行演習をかねて新幹線でいく事にしたからね。。。
ブラスコウ(ニューヨーク好き) : 2013/05/14 (火) 08:43:06
ガムが貼り付き、おっさんのXXとXXのニオイがしみついた路面も
テネメントの屋上についた忍び返しも
構造材としてのワイヤーと電線のケーブルを分けて再現された架線も
丁寧に色を変えることでキャラクター性の一環ともなっている電飾も
素晴らしい、ですが!
なにより、ミニアートの歩道橋を近景に持ってきて
圧迫感のある鉄骨越しに景色を見せるという構成が素晴らしい!
繰り返しますがくやしいです!
実物を見るのが楽しみすぎるのもくやしい!
ロック : 2013/05/14 (火) 19:32:58
作品の中に惹きこまれそうです!
本屋さんに行かなくては!!
ぴろんちょ左衛門之介久 : 2013/05/14 (火) 22:02:28
情景師・アラーキー : 2013/05/14 (火) 22:47:12
ふふふふ・・・・
「くやしい」って最高の褒め言葉
それがモデラー通しの最高の賞賛でコミュニケーションだと思いますね。
実物はもっと悔しい出来になっていると思いますよ。なんせどの角度から見ても手抜きなしで作り込んでいますから。
やはりブラスコウさんが気がついたように今までだれも再現していなかった「ガムのあと」これはアメリカ(まぁゴッサムシティーはアメリカだよね?)のストリートではマストアイテムだからね。
木工ボンドにアクリル絵の具で着色したものを爪楊枝で点付けしてちょっと立体感を出しながら再現しました。
山の様なゴミの数々を静岡で是非ごらんください♬
情景師・アラーキー : 2013/05/14 (火) 22:50:16
実は・・・未だに私この本を良く見ていないんですよ。
届くはずの本が、手違いで届かなくて。。。。
でも評判がいいようで本屋でかなり少なくなっているという情報もチラチラ聞きます。
手に入れられたらじっくりとご堪能くださいませ。
情景師・アラーキー : 2013/05/14 (火) 22:51:32
!!!!!!!!めずらしい!!!!!!!
静岡で雨が降ってしまうかもしれないなぁ(笑)
・・・あ、予報は雨か。
魔天郎。 : 2013/05/15 (水) 10:41:34
早く実物お拝みたいものです!
静岡ホビーショー楽しみです。
実は私も昨年作った1/6シャアザク、持っていきますよ~。
安全を考えて、残念ながらかなりの高さになるので、メンバーと相談して腰から上だけをテーブルに設置ということにしました。
それでもかなりの大きさです。
そちらのブースからでも見えるかと・・・(^^;)
いや~~~、実物、楽しみだなぁ~~~~
アーマーモデリング、買います!!
当日サインください!!
MASAKI : 2013/05/15 (水) 11:46:57
確かに制作方法とか載ってないのですが見ごたえ十分でした。
ここでのHOWTOも楽しみにしてますよ。
今週末は必ず見に行きます。
明日仕事したら明後日は移動です!
ケン太 : 2013/05/15 (水) 22:00:20
静岡でこの作品見るの楽しみにしてます~
ゴールデンウィークは風邪でダウンしてたので、海洋堂の観にいけなくて残念だった分、じっくり拝見させていただきます。