漫画「だがしかし」ジオラマ完成!
後日報告になって大変すみませんが、先週の1/18(水)発売の少年サンデーに、私が製作した漫画「だがしかし」の主人公が住む「シカダ駄菓子」のジオラマが掲載されております!
まだ書店、コンビニに残っていればいいのですが・・・・こんな表紙です。
表紙デザインがかなり渋すぎて「マギ」の本かと思ってしまい、私も本屋で探した際に、見つけられませんでした(笑)
Amazon、Kindle版でも購入できます!
漫画やアニメをご覧いただいていた方には馴染みの佇まいが、現実に現れたかのような姿に!!
依頼主である小学館・少年サンデー編集部さまに提案した際のジオラマプラン図。ほぼその通りに、いやそれ以上のボリュームで完成しました。
構想にあるように、駄菓子屋の左横の道と、その横にある農作業小屋、電柱もしっかりと再現しましたので、
ジオラマ左サイドからカメラを構えると・・・・
手前の電柱(構想ではコンクリート製でしたが、木製電柱に変更)とその奥に見える駄菓子屋の組み合わせに奥行きが生じて、どこからがジオラマでどこからが実景なのかわからない。。。
ちなみに、電柱の上にある「電線」は借景の中の本物。よい感じに重なるように撮影しています。借景を上手い具合に取り込むのもジオラマ撮影のテクニック!
駄菓子屋の正面からの撮影の際にも、ガチャガチャやアイスケース等のアイテムを画角に入れるようにアングルを入れると、背景にうっすらこのトタンの小屋が映り込みますので、計算通りのサイズと大きさでした。
上記のアイデアスケッチでは、このジオラマの趣旨は「外観重視」でしたが、「駄菓子屋なので内部もしっかりと見せてほしい」という要望をうけて、最初のプランからかなりサイズ等を見直して、しっかりと内部がみれる「カットモデル」のようなジオラマに。どちらかといえば「ドールハウス」に近いものになりました。1Fの駄菓子屋内部をみせると言うことは、2Fの主人公のココノツ君の部屋もカットモデルで見せられるはず。。。
ここでまた、当初の構想よりもさらに作り込まねばならない事態に。
結果としてこのようなサイズになりました!
スケールを1/24にしたのは、一般的な「ドールハウス」のスケールは1/12であり、その半分のサイズとしてハーフサイズ(1/24)が存在します。今回は僕が作る「男のドールハウス」としてのコンセプトがありました。
また、ウルトラマンなどの特撮プロップとして1/25スケールがよく使われるので、その特撮用ミニチュアの意味もありました。とても作り易く、再現性も高いので今後はこのスケールでの製作が増えるような気がします。
さて、1/24スケールではどれぐらい作り込めるのかと言えば・・・
駄菓子屋によくある「吊るし玩具」の再現。
写真の端に写っている1円玉で大きさをご確認くださいませ!
次回には室内の様子を紹介します。
で、・・・・
このジオラマは少年サンデーさまに掲載用に作った訳ではなく、イベントの展示用のジオラマです。
大変直前ですみませんが、本日(2017年1月22日)から全国で展開される
次世代ワールドホビーフェアで展示されます。今日は名古屋ドームにて無料展示です!
http://www.whobby.com/
本日を皮切りに、東京(幕張)、大阪、福岡にて展示されますので、是非直接見に来てください。
<追記>
この記事のだがしかしのジオラマ以下で紹介しているは2021年に発売の新刊『ステキな広告ジオラマ』に掲載されております。
よろしくお願いいたします。
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2015年にジオラマ作家として独立してから5年間に受注した仕事をまとめた写真エッセイ集。今までのジオラマ本のように作り方のHow to 記事も盛り込みながら、それぞれの仕事をどのように受注してアウトプットしたかを綴ったビジネス本として執筆しました。
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失われつつある昭和の駄菓子屋を1/24スケールで徹底的に作り込み、その作り方を図面、写真で超解説したジオラマHOW TO 本。和風日本家屋の構造解説でドールハウスや鉄道模型などのジオラマ作りの参考になります!
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