これが金属なのか粘土でできているのか・・・
放置と言えば・・・・・私の得意とする分野(笑)
錆びた車の話ではなく、作りかけのプラモの話だったりと。
だれでもありますよね、途中で放置しているプラモ。
勢いで作ったものの何かしらの理由で別の物を作らないといけなくなったり、突然飽きてしまったり。
一杯ありますよ、私も。
以前、天空の城・ラピュタのロボット兵のジオラマを紹介しました。
この制作の際には劇中シーンの「スパイダーフォーム」で走り回る3体ほどのロボット兵を作ろうと思って、まだ発売前の試作品をファインモールドさんから取り寄せて挑みましたが・・・・なんせ、このキットは 1/20スケールなので結構な大きさなので作るジオラマもかなり大きくなる恐れがあり、途中で得意なビネットタイプでまとめる事に変更したのでした。
↓ジオラマの詳細
http://arakichi.blog.fc2.com/blog-category-5.html
その際に創りかけて放置していた素組のロボット兵をちょいと塗装して可動キットのままで楽しんでみました。
当たり前ですがジオラマに組み込んでしまうと残念ながら遊べません(笑)
ジオラマ化してなおかつ気に入ったキットはその後に可動状態のまま再び遊べる状態として再度作る事が多々あります。
RGシリーズのガンダムなんて結局ジオラマに組み込んだものを含めて4体作っているんですよね。
さてロボット兵ですが、ジオラマに組み込んだ時とほぼ同じ要領で塗装。
「これが金属なのか粘土でできているのか・・・」
有名なムスカの言葉ですね。
これはロボット兵の塗装の大大大ヒントになりますが、難しい謎掛けのような表現とも捉えられます。
ファインモールドのロボット兵は素組した後に、タミヤセメントを身体全体に叩き付けて「鋳造」風の地肌を狙ってみております。溶きパテをこすりつけるよりも滑らかでリアルな鋳造肌になります。
(ただし、もの凄く臭いますけど)
そして、タミヤのラッカー塗料系スプレーの「ガンメタ」で全体を塗装した後に、タミヤのエナメル塗料のカッパー:銅色にちょいとフラットアースを混ぜた色をドライブラシの要領で色を載せていきました。
うっすらと地肌のガンメタが透けるように仕上げるのがコツです。
そして、錆?色というわけではありませんが差し色として油絵の具の「バーントシェンナー:ハルレット系の色」でちょちょいと色を加えて、仕上げに雨だれ?のようなシミ汚れを付け加えております。
非常に楽しくなってしまって、途中写真が全くないのが申し訳なく。。。
以前も油絵の具で汚しってどうやるの?というコメントがありましたが、また次回の課題として解説して行かねばなりませんね。簡単にいうと爪楊枝の先に色を載せて、プラモの表面に「ちょん!」と載っけて、その後に綿棒で拭き取るように色を延ばすというのがその方法。よくあるエナメル系の塗料を溶剤に解いて湿らせるように雨だれや錆色を流すやり方よりも遥かに簡単でその効果を感る事が出来るでしょう。
このロボット兵は一般的にはツヤ消しのダークイエローのような色で仕上げられている作品を多く見かけますが、私はロールアウトしたばかりのロボット兵(劇中の壁の中に卵のような体勢の後に生まれ出た)はかなり金属的に光沢を放ち、次第に酸化して土色に変化するのではないかと考えている訳です。
ちなみに、ファインモールド初の?人形可動ロボットであるこの商品は、劇中のロボット兵のイメージをかなり忠実に再現しておりますが、バンダイのガンプラのように手慣れた設計ではありませんので可動範囲はかなりしょぼいです(苦笑)
連結キャタピラのように組みあげる腕&足は面倒な設計ですが、ちょっとくねくね遊ぶには面白いですね。
劇中のロボット兵はちぎれた腕から何やら筋肉のような脈ある内蔵物がはみ出しておりましたが、ブレードランナーのレプリカント、またはエヴァンゲリオンのような人工筋肉のような有機物系の駆動を持っているのではないかと考えています。ですのでチラリと見える関節の奥にはクリアーレッドを差し色として筋肉風を狙って塗っております。
宮崎先生の産み出すキャラクターのデザインは何度見てもいいですね。
私は宮崎メカとしてはこのロボット兵以外には悪役1号を作っていますが、紅の豚のサボイヤ、ラピュタのフラップター、未来少年コナンのギガントなどど宮崎メカのキットは数多く販売されておりますので全てのジオラマ作品化を目指したいなぁ〜〜と
妄想楽し秋の夜。。。
↓今回登場のファインモールド製のプラモデル。オススメです!
↓バンダイ製のこの可動フィギュアは良く動きます!超お気に入り♬
(限定発売なので、価格が徐々に向上しておりますが)
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