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日光下のオペレーション(しんかい6500支援母船・よこすか制作記)





ハセガワ製の1/72しんかい6500を使ったジオラマの紹介です。

今回はその潜水艦を支援運営するための母船「よこすか」の巨大なクレーン「Aフレーム」と母船よこすかの後部甲板を同スケールでスクラッチしてきました。


前回の記事ではスクラッチが完了した状態での真っ白いプラ板の造形を紹介しました。

今回はいよいよそのジオラマの完成形をご披露いたします。

(すでにこのジオラマは1月25日発売の電撃ホビーマガジンにて掲載されている作品です。)



これです!!


よこすかブログ_10




海面ギリギリで狙ったショット。
ダイバー目線による写真はかなり迫力がありますよ!

よこすかブログ_08





後部甲板に設置されたしんかい6500。

Aフレームに設置作業が進み、いよいよ深海に向けてのリフトオフです!

よこすかブログ_02



よこすかブログ_03




よこすかブログ_04



よこすかブログ_09




よこすかブログ_05






どうですか?


非常に迫力があってまるで本物のように見える写真もあるでしょ?



実は・・・これらは毎回の事ですが自宅ベランダにて撮影したもの。

その方法はかなりアナログ&アクロバティック!。

左手にジオラマを持って右手にカメラをもって空にむかってジオラマを掲げてそれを撮影しているんです。
カメラだって実売3万円台のリコーのコンパクトデジカメ。しかも設定はオート撮影で片手でバカ撮りしているだけなんです。



どうしても隣の家のアンテナや電柱、そして植木が入ってしまうのでかなり天にむかって手を大きく延ばし、本人はかなり仰け反って、片手撮影なのでブレないように息を止めて撮影しています。

しかも、本職ではサラリーマンの私なので出社前のわずか5分ぐらいでバシバシと20枚ぐらい撮った写真からチョイスしたもの。
素人カメラマンでも十分にまぁ鑑賞に耐えられる写真を撮る事が出来るということですね。




こんかいの5分間撮影でもっとも気にっているショットはこれ↓

よこすかブログ_01







かっちょいい!!


朝日を受けて深海へ出発するしんかい6500の勇姿!!

皆さんにも記憶にあたらしい、先週の東京での大雪の翌朝に撮影したものです。

おそらく本来のオペレーションでは早朝に行なう事はないと思いますけど・・・
しんかい6500の先端部のカメラや窓やマニュピュレーターに下からの日の光が反射して
「キラリ!」と光る瞬間を撮りたかったので。
模型映え優先です。










納品作品を200倍にも300倍にも活かし、読者に伝える為にも模型雑誌は写真が命。
現物を見せる機会はありませんのでそれを伝達するのは写真ですからね。





実は掲載ページは当初5ページ予定で依頼があったのですが、
ちょっといろいろとトラブルがありまして。

・・・発売された電撃さんでの掲載ページは残念ながら3ページに縮小。
まぁ編集方針だからって・・・・(怒)





折角ですから自宅で撮影して自分の思うように編集して楽しみましょう!。

たった5分で撮影した写真、そして30分位でささっとレイアウトしたページ。

これは単に私の好みで「こんなページだったらいいなぁ」という妄想編集ですけど、自己満足かもしれませんが良い線いっていると自負します!。


で・・・今回幻に終ってしまった5ページ掲載予定のこのジオラマのページを自分なりに再現してみました!













<ページ1>

しんかいページ1



<ページ2>

しんかいページ2




<ページ3>

しんかいページ3




<ページ4>

しんかいページ4






<ページ5>

しんかいページ5






これぐらいなら生み出されたしんかい6500とよこすかのジオラマも浮かばれるかな?

今月号のしんかい6500特集は実物取材の非常に詳しい解説&写真で大変見応えのある特集です。
ハセガワの1/72しんかい6500を使った作例は私が担当しましたが、バンダイの1/48のしんかい6500を徹底改修した作例も掲載されており、完全保存版といっても過言ではありません。

さらにパーフェクト特集にする為に、このブログの幻の掲載ベージをA4サイズでプリントアウトして電撃に張って保存しましょう!!












                 

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※2021年2月11日発売
2015年にジオラマ作家として独立してから5年間に受注した仕事をまとめた写真エッセイ集。今までのジオラマ本のように作り方のHow to 記事も盛り込みながら、それぞれの仕事をどのように受注してアウトプットしたかを綴ったビジネス本として執筆しました。
好きな事を仕事にしたいクリエイター志望の方へのヒントになれば!





※2019年4月10日発売
失われつつある昭和の駄菓子屋を1/24スケールで徹底的に作り込み、その作り方を図面、写真で超解説したジオラマHOW TO 本。和風日本家屋の構造解説でドールハウスや鉄道模型などのジオラマ作りの参考になります!





※2016年8月に発売された私の初のジオラマHow to写真集「作る!超リアルなジオラマ」
イラストと写真を織り交ぜて、ジオラマ作りの考え方や作り方、保存の仕方、写真撮影、SNSでのアピールの仕方など重箱の隅を突くように執筆した本です。現在6刷突入で2万冊突破で好評発売中です!




                 
※2015年に発売された私の初の作品/エッセイ集「凄い!ジオラマ」をカラー写真2倍に増量+本の多さアップで生まれ変えた「凄い!ジオラマ[改]ジオラマ作りの楽しさを文章と写真で楽しめる本です!2018年11月発売



                

                 

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プロフィール

情景師・アラーキー

Author:情景師・アラーキー
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■ 情景作家
■ 1969年生 居住地:東京・杉並 

「日常にあふれるさりげない光景」を立体化する事が得意なオールラウンドジオラマ作家。昭和ノスタルジーからアニメシーン再現まで製作範囲の守備範囲は無限。むしろ挑んだ事がない題材を与えられると燃えるタイプです。

「生み出すものに魂を込めて作る職人のようにありたい」・・・と願って「情景師」を名乗っています。

<過去の作例活動経歴>
●電撃ホビーマガジン
●電撃スケールマガジン
●モデルグラフィックス
●アーマーモデリング
●モデルカーズ
●パンツァーグラフ
●エクストラマガジン
(スペインの模型雑誌)

<<ジオラマ制作随時承ります>>
(製作事例:CM、テレビ撮影用、展示会用、トイの商品開発用、企業ノベルティー等)
・ジオラマ制作についての相談&質問もお答えします
・展示会等での作品貸し出しもしております。
・TV,雑誌,Web取材等の随時受付中。
<出演事例>
・おはよう日本(NHK)
・めざましTV(フジテレビ)
・タモリ倶楽部(テレビ朝日)
・怒り新党(テレビ朝日)
・情報ライブミヤネ屋(TBS)
・まにあマニアル(BS日テレ)
・王様のブランチ(TBS)
・lifeサプリ(BS日テレ)
・経済ビジネスライン(BSNHK)
<雑誌取材事例>
・週刊新潮
・週刊アスキー
・女性自身
・ホットペッパー
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