トタン壁の造船所・3期工事 その2



記事のタイトルが「3期工事」となっておりますが・・・・



前回の記事でこのトタン屋根の造船所がカーモデル雑誌「モデルカーズ」用に作り起こした作例だと紹介しましたね。

実はあの雑誌では超不定期連載(というと聞こえはいいですけど)で車と人とが存在するジオラマ作品シリーズとして「輪情感」というコーナーをいただいております。臨場感のある車の情景=「輪情感」という造語を私が創り
今までに4作の車のジオラマを掲載しております。
まぁ連載という響きはいいですが、ちゃんとロゴまで作っていただいておりながら1年に1作しか作っておりませんで・・・(汗)。
自分のペースで「こんなの出来ました」と編集長さまに連絡するとタイミングを計って掲載していただいているというゆるくて贅沢な感じでやらせてもらっています。


去年、アオシマがとんでもない変化球で「マグロ漁船のプラモデル」が発売されるニュースと共にこのスケールが「1/64」だという事に私のジオラマシナプスが即座に反応して、早速このマグロ漁船を使ったジオラマネタを編集長へ相談すると即OK!!。

ミニカー好きな方だと御解りになると思いますが1/64スケールってトミカの標準的なスケールなんですよ。
つまりトミカと組み合わせると「車のある情景」としてカーモデル雑誌に掲載出来るという超裏技(笑)

今年の1月〜3月にかけて私としては比較的時間をかけて作り上げたのがこの「トタン壁の造船所」です。


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日光下の自宅ベランダにて撮影。
背後にある本物の電線がいい感じの借景になっていますね。

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アオシマ製のマグロ漁船は、マグロの1本釣りの本場、青森県・大間に実在するマグロ漁船をキット化したもの。
市販の漁船をかなりカスタマイズした漁船界のF1のような最新のデザインなんです。
魚群探知機やら各種レーダーのアンテナが乱立し、いろいろな種類の集魚灯があって本当に楽しいプラモデルです。

T10.jpg


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今回の陰の主役・・・いや雑誌的には本当の主役・トミカのトラック。これトミカなんですよ!!
実は最近大人向けのトミカとして「トミカリミテッド・ヴィンテージ」シリーズとして昭和30年〜40年代に
発売された車を中心に超出来のいいミニカーを発売しているんのです。

http://www.tomytec.co.jp/minicar/lineup/tlv/index.html

T5.jpg


バックミラーを真鍮線で作って、簡単な汚し塗装をしただけ。すばらしい出来です。

そしてもう一つのトミカを使っておりましてそれがこのフォークリフト。
これは普通に売っているトミカを大改造したもの。
赤錆が似合ういい感じの塗装をほどこすとまさかこれがトミカだとは気づくまい!!

T2.jpg


T7.jpg


ジオラマタイトルにもなっているトタン壁の造船所はプラ材メーカーのプラストラクト社の波板プラ版とH型のプラ棒による自作。
結構手が込んでいるように見えますが、塗装でそんな雰囲気にまとめているだけで実は結構簡単。
トタン壁は台風等で痛んで交換したという想定でどころどころにパッチワークのようにマスキングで色替えしています。

T9.jpg


そのトタンの表現と共にやりたかったのがこのツタ。
私、ツタフェチなんですよ(笑)。私のジオラマ、必ずツタが張っています。。。
このツタはジオラマ素材の「ミニネイチャー」のもの。これも私の定番です。

T4


造船所なので室内も作っています!!

プラストラクト社のブラ部材をフル活用してスクラッチ。

室内にある漁船はアオシマ製のマグロ漁船を改造してちょっと時代が古いタイプの漁船に先祖帰りさせたもの。

T15.jpg


T16.jpg

ジオラマ全体像。

幅450mm、奥行き350mmの比較的小さなジオラマです。


T13.jpg


写真てんこ盛りでお腹いっぱいでしょ?




記事タイトルが「3期工事」となっているにはもちろん2期工事があったわけで。
それはこの情報量の多さなので締め切りに間に合わず、雑誌掲載時にはいろいろやりたかった事が出来ずにタイムオーバー。
今年の5月の静岡ホビーショーでの全国モデラーズクラブ合同展示会で展示する為に、2期工事として
追加工作を行ったのでした。そしてその時にも間に合わなかったのが電飾。
今回3期工事としてやりたかった電飾工事を行ったのです。



さて、次回の記事はいよいよ夜のシーンを紹介いたします!


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プロフィール

情景師・アラーキー

Author:情景師・アラーキー
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■ 情景作家
■ 1969年生 居住地:東京・杉並 

「日常にあふれるさりげない光景」を立体化する事が得意なオールラウンドジオラマ作家。昭和ノスタルジーからアニメシーン再現まで製作範囲の守備範囲は無限。むしろ挑んだ事がない題材を与えられると燃えるタイプです。

「生み出すものに魂を込めて作る職人のようにありたい」・・・と願って「情景師」を名乗っています。

<過去の作例活動経歴>
●電撃ホビーマガジン
●電撃スケールマガジン
●モデルグラフィックス
●アーマーモデリング
●モデルカーズ
●パンツァーグラフ
●エクストラマガジン
(スペインの模型雑誌)

<<ジオラマ制作随時承ります>>
(製作事例:CM、テレビ撮影用、展示会用、トイの商品開発用、企業ノベルティー等)
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・展示会等での作品貸し出しもしております。
・TV,雑誌,Web取材等の随時受付中。
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