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スマートではない?スマホカバー



iPhone8 plusを愛用しています。

買う時にはそのボディーサイズが大きすぎるのではないか?とも心配はしましたが、仕事で写真を見せたり確認する作業も多いので、スマートフォンというよりも小型のタブレットPCのような考えでの導入に踏み切りました。画面の大きさもそうですが、もっとも注目しているのではカメラ性能の良さ!模型の撮影は、いままでソニーのコンデジを使っておりましたが、今はほとんどこのiPhoneのカメラです。iPhone8 plusでは、2つのレンズが装着されており、一般的なiPhoneにはない望遠レンズが、歪みの少ない写真や背景がボケて一眼レフのような雰囲気の写真が撮れるのです。現在執筆中の次の書籍ではほとんどの写真はこのiPhoneカメラを使っています。スマホカメラのレンズは、1眼レフやコンデジよりも小さいので、ジオラマの中にも入り込みやすく、迫力ある撮影が出来る利点もあります。

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さて、本題はスマホケースの話。

今までは私はスマホケースを付けない主義でした。

何故かと言えば、私も元プロダクトデザイナーであり、アップルのデザイナーが扱いやすいように本体の厚み、角の丸み、手当たりのよい質感などに試作を重ねに重ね、ようやく到達した最高のデザインなので、その本体にカバーをしてしまうのは言語道断、創業者のジョブス氏に申し訳ない!!と思っておりました。
(余談ですがカバーを付けずにスマホを使用する人達を「裸族」というらしいです)

しかし、前回持っていた機種は、購入後1週間もせずに見事破損してしまいました。。。
ツーリング中に道に迷って地図を検索していた時に、バイクのキーを地面におとしてしまったのです。ふと胸ポケットにスマホを入れて、前屈みでキーを拾う・・・というダメなピタゴラスイッチのような連動!
胸ポケットからするりと地面に吸い込まれ、アスファルト道路に強打!画面を破損してしまう結果に(泣)
スマホケースの重要性を痛感。今回の新機種を購入した際には、やたらとごっついケースを購入。
ジョブスさまに申し訳ないとか言ってられませんよ、だってiPhone8 plusって10万近くするんですよ!!

しかし、ツーリングや旅の際の「落下事故率が高まる」場合以外では、そのケースはちょっとごつすぎる。
気楽に使えるケースも欲しいなぁとは思っておりましたが、探すと自分好みのモノがありません。



iPhoneケース1



100円ショップ(Can★ Do)で、シンプルな透明なケースは購入しておりましたが、これをそのまま装着するのもなぁ。。。(しかも重要なスマホを守るのにたった100円で、果たしてこれでどれだけの破損事故を回避できるのか?)


今回ちょっとした切っ掛けでそのケースをこのように改造してみました♬


iPhoneカバー2



錆びたトタンのiPhoneカバー!!!

表層のトタンのテクスチャーは、プラストラクト製の波板プラ板をパッチワーク調に切り出して、セメダインのスーパーXGで接着してしたもの。カバーの素材はポリカーボネート製なので、ケース表面を80番の紙ヤスリで前面をヤスって塗装と接着の食いつきをUPしておきました。



セメダインのスーパーXGは耐久性を求める異素材どうしの接着に最適です。乾くと高透明性もありがたい!



塗料は耐久性を考えてすべてラッカーを使ました。狙った通りのやれた雰囲気に仕上がりました(作業時間2時間ほど)

特に最近は、このガイヤノーツの「赤サビ」の色合いがとてもよく、愛用しています。毛を短くカットした筆で叩くようにして錆の「ボツボツ」湧いて来るようすを再現します。






2日間出張する機会があったので使用感を試めしてみたのですが、トタンの波板がちょうどいい滑り止めになって実用性も高い!!

これはいいカバーが仕上がった♬


しかし・・やはり、角の部分がすぐに擦れてハゲてきましまいました。
そりゃあ、プラモデルをポケットに入れて持ちあるているようなもの。そもそもの素材が黒かったならば、その塗装ハゲもリアルな傷としてさらに味わい深いものになるでしょうが、プラストラクトのプラ板は白。ちょっとだけですが目立ちます。

実用性を出す為には、素材を黒で成形し、そしてより耐久性のあるトップコートが必要です!
(この考え方は実際の家電製品での方針と同じ)


iPhoneケース3


と、いうような真面目な考察をしながら、「持ち歩ける錆作品」としての可能性を実験したスマホカバーのお話でした♬

いくつか構想はありますので、作品を作り溜めたいなぁと思っております。


iPhoneケース4



ちなみに・・・カバーの下の方に書かれたこの鳥居の意味、解る人はわかる!

立ちション防止の為に、昔は壁によく描かれておりました。
神様=鳥居のイメージが強い日本において、やはり鳥居の近くにおしっこをかける訳にはいかない!と、自制心がかかるのでしょうね。どれだけの効果があった解りません。この立ちション防止の表記は、実際の鳥居の形状とは違わせて下の棒を長めに描く暗黙のルールがあります。


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プロフィール

情景師・アラーキー

Author:情景師・アラーキー
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■ 情景作家
■ 1969年生 居住地:東京・杉並 

「日常にあふれるさりげない光景」を立体化する事が得意なオールラウンドジオラマ作家。昭和ノスタルジーからアニメシーン再現まで製作範囲の守備範囲は無限。むしろ挑んだ事がない題材を与えられると燃えるタイプです。

「生み出すものに魂を込めて作る職人のようにありたい」・・・と願って「情景師」を名乗っています。

<過去の作例活動経歴>
●電撃ホビーマガジン
●電撃スケールマガジン
●モデルグラフィックス
●アーマーモデリング
●モデルカーズ
●パンツァーグラフ
●エクストラマガジン
(スペインの模型雑誌)

<<ジオラマ制作随時承ります>>
(製作事例:CM、テレビ撮影用、展示会用、トイの商品開発用、企業ノベルティー等)
・ジオラマ制作についての相談&質問もお答えします
・展示会等での作品貸し出しもしております。
・TV,雑誌,Web取材等の随時受付中。
<出演事例>
・おはよう日本(NHK)
・めざましTV(フジテレビ)
・タモリ倶楽部(テレビ朝日)
・怒り新党(テレビ朝日)
・情報ライブミヤネ屋(TBS)
・まにあマニアル(BS日テレ)
・王様のブランチ(TBS)
・lifeサプリ(BS日テレ)
・経済ビジネスライン(BSNHK)
<雑誌取材事例>
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