特撮スタジオ完成!
2/7(日)に開催されたワンダーフェスティバル(ワンフェス)2016・冬において、企業ブース内の「日本卓上開発株式会社」から依頼を受けて製作したジオラマが展示されました。
同社が販売する拡張性都市型ミニチュア「ジオクレイパー」の楽しさをアピールする目的で製作したものです。
↓ジオクレイパー
先のBlog記事にて、完成間際の部分告知で、部分的にお見せしたのが、この凝縮された商業ビル。
なかなかゾクゾクする写真でしょ!
これはジオクレイパーの以下の商業ビルユニットを着色して、画像検索で集めた、実在のメーカーの看板画像を家庭用のプリンターで印画紙印刷したものを貼付けて、ディテールアップしたものです。
製作には縮小、そして画面配置をしなければなりませんので、どうしてもイラストレーターやPhotoshopなどのソフトが必要になりますが、極一般的な家庭用のプリンターでも、このスケールでの印刷が可能です!
まぁ細かいはあとでじっくりと行なうとして、完成した状態がこちらです!
ジオクレイパーを使って、それをミニチュアセットとして撮影をしている「特撮スタジオ」のジオラマを製作したのです!
スケール想定は「1/35スケール」ですので、ミニチュアのミニチュアという事になりますね。
映画の現場にあるサブロク(900mm×1800mm)の平台の上に作れたセット。
現場には欠かせない「箱馬」と呼ばれる木の箱も再現。TVの美術スタッフのバイトをやっていた時に、よくこの箱馬を運ばされました。
スタジオのコンクリートの床の汚れと、傷にこだわってみたり。
背景はホリゾントを模した、緩やかなカーブを描いた背景画が描かれた壁がついています。
セットの道路は、Googleアースの衛星写真を元に、様々な道を切り取った写真をつなげて、それっぽく見えるように編集して、プリントアウトしたもの。道の上に走っている車は、その時の衛星写真に映り込んでいた車そのままです。
時間の都合と、それ以外の都合により、映画撮影用のライトとか、クレーンとか、カメラとかは取り付けられておりません。
それは何故かというと・・・
このジオラマは、訪れた人たちが自分のフィギュアを自由に撮影して楽しめるような「参加型」のジオラマを目指したのです。写真は海洋堂の「黒沢明」コレクションのフィギュアです!
ワンフェス当日にも、いろいろな持参フィギュアで撮影を楽しんでいる姿を見る事が出来ました。
たった1日のイベントでは、皆がこのジオラマを見れて、そしてこんな感じで楽しめる訳ではありません。
今後、何かジオラマ作品展示会があれば、お披露目いたします。
さて、・・・・なんと早速そのチャンスが!
という事で、東京秋葉原のラジオ会館内のイエローサブマリンさんで、ケース付きになりますが展示されております。
2/17日までと短い期間ですが、是非とも作品を見に来てくださいませ(管理上、フィギュアで撮影出来るイベントではありません)
なお、その場でジオクレイパーをお買い上げの方には、なんと拡張パーツとして別売されております「コンビナートユニット」をプレゼント中です!数に限りがありますので無くなり次第終了になります。
どうぞよろしくお願いいたします!
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2015年にジオラマ作家として独立してから5年間に受注した仕事をまとめた写真エッセイ集。今までのジオラマ本のように作り方のHow to 記事も盛り込みながら、それぞれの仕事をどのように受注してアウトプットしたかを綴ったビジネス本として執筆しました。
好きな事を仕事にしたいクリエイター志望の方へのヒントになれば!
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