超弩級海上要塞赤城-その2




制作期間12日間で作った超弩級海上要塞・赤城。
私が勝手に妄想して作り上げた架空艦です。

b_要塞赤城2



前回の記事につづく後編ではその制作の全貌と、この妄想艦の詳細を詳しくレポートいたします!


急に参加する事になった模型コンテスト「ろうがんず杯」。結果は無賞に終りましたが、このコンテストはその模型作品の完成度の優越ではなく、俳優・石坂浩二さん率いる先輩モデラーのメンバーが個人的な好みで選出するという方法でしたので、受賞した作品はどれも模型の完成度うんぬんよりも「模型を楽しんでいる」が伝わってくる良作品ばかりでした♬。
とてもいいコンペでしたね。残念ながら私は徹夜続きで会場入りした時には本当にヘトヘトでレポート写真は一切撮っておりませんでした。


私としてはその結果よりもこの無謀な過程が今回の作品の最も重要なポイントですので、結果オーライ!!


さて、12日間の死闘の内訳は以下のカレンダーに記載されたスケジュールで進捗したのでした。





スケジュール


終日制作時間が取れる日は、9/23の特別休日が1日、9/27、9/28、10/4の3日間が土日の休日、そして...10/1に会社の年休を1日取り、それ以外は会社終わりのアフター5での制作です!

スケジュールをみると・・・・「電飾」の文字???

そう、時間がないのに何故か電飾をしようという暴走が最初から始まっているのです!

それは仮組したこの状態から思いついてしまった事。

b_赤城2

強度を出す為に細かく部屋割りされた部品。そして船体の中にある空洞。。。。こ、これは電飾に最適な空間!!

左右に分かれた船体を接着してしまうとあとから加工ができなくなる!
い、今のうちにやっておかないと後から後悔してしまうのでは?
なぁ、未来のアラーキーさんよ、そうだろう? 俺は間違ってはいないよな?


・・・・気づいた時には、無意識で電動ルーターに0.8φのドリル歯をセットして、船体横の丸窓にズガズガと穴をあけていたのです(笑)。これ以前からやってみたかったんだよねぇ。


そして、電池BOX白色LEDが20球が繋がれた状態で売られているクリスマスのイルミネーションに使える簡易的な電飾セットを設置していたのです。時間がない時の工作はこれが便利!

(↓同じものではありませんがこれに近い商品です)


建物コレクション 電飾キットA建物コレクション 電飾キットA
(2009/06/26)
トミーテック

商品詳細を見る



b_電飾


わぉ!これはこれは・・・・いいかも♬(写真は青く光ってみえますが白色LEDです)

そしてその効果を確認するために途中で点してみた画像がこれ!



電飾赤城


宇宙戦艦・赤城 !!!!!!!!!

俺の判断は間違っていなかった!!(感涙)



そしてようやく左右のパーツを接着して大まかな船体工作が終了!。
そして、同時に進めていた天守を載せてみた姿。

検討中写真

こ、これは!!!!!!!
思っていた以上にしっくり!。
しかも同スケールの大阪城と空母赤城の甲板のサイズはジャストサイズなんですよね。これは同じスケールでまったく違う分野のものを並べて楽しめるプラモデルならではの醍醐味。
今度からは大阪城を見る度に空母赤城の甲板のその大きさを実感できるという発見でした♬

で、これからのモデリングの段取りをすす為に眺めていると。。。。


・・・・うむ、どうしても気になる点が。

この赤城のプラモデル、最新のキット故に船体にも板状の鋼板をつないで作ったモールドがあるのだか、今回の赤城は史実の赤城とちがい、城と結合させて架空の時代の海上要塞想定。故にちょっとだけ江戸時代の造型要素が混在するようなディテールにすべきでは?と。
船体に細かいパーツを付けちゃうとこの手の工作が出来なくなるので・・・・

と、言う事でうっすらと入っている鋼板ディテールをPカッターで掘り直し、そしてちょっと大げさだけど、リベットで結合させているディテールを追加したくなっちゃって(止めとけ、アラーキー!!)
絶対にコンテストの審査結果に影響しない事は解っちゃいるのに何故かやりたくなっちゃう思いつきで行動してしまう O型性格故に、気がついた時には既にPカッターでスジボリ開始。

・・・・さりげなく始めたこの工作が、結果的に大幅に時間を失う程に手こずった訳でして。

スジボリ

以前から「やってみたかった♬」という衝動は押さえられずに実行してしまう性格を恨みます。。。

ようやく船体の基本工作が終った9/28。
残りあと6日間。


流石に、もうフルに1日使える日がコンテスト前日の1日しかない。。。
それってその日は流石に塗装に当てなければならない日。

で、仕事も丁度片付いていたので緊急年休を申請し、丁度こなしたい他の用事もあったのでそこで制作時間確保!!

あとは船上の主役の城の部分をどんどん進めなければならないのですが・・・。

以前から気になってたお城モデルへの不満が、不満が!!

屋根瓦のモールドは縦筋方向は彫刻されているのですが、横方向の瓦の重なりは再現されておりません。
瓦って重なった姿が綺麗なので、この横筋は大切なんですよ!
で、カッターで横筋を入れるだけでこんなにリアルになるのです。

思っていた以上の効果で、ああスッキリ♬

し、しかしこれを全ての屋根に施すのは本当に大変な工作。
一度やってしまった工作を一部だけに施して後は時間がないから無視する訳にはいかないのがアラーキーの持ち味であり、どうしようもない性格でもあり。。。。


屋根

でも完成後のディテールをみると、その効果はテキメン!!

b_瓦


瓦が重なってみえるでしょう!

日本の城の美しさの一つ、幾重もの屋根の重なりが・・・・!!
もう涙で滲んで良く見えない。。。。


さぁ、次回はいよいよ完成後のディテール紹介です。
ではでは。


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超弩級海上要塞赤城-1



小学校の頃、「自分の好きなものが手に入る」ビックチャンスは年に2回、自分の誕生日プレゼントとお正月のお年玉でした。
特にお年玉は具体的に手にした金額を認識出来ましたので、
「あぁこの金額ならなアレが買えるぞ!」
とそれはそれは憧れの、デパートのプラモデルのコーナーの棚の上に置いてある超大型キット購入に野心を燃やしたのでした。
それは人生最初の大きな決断!、大人への第一歩を踏み出せる!大切な初体験♬

・・・まぁ大抵は
「将来の為に貯金しなさい!!」
と自分が手にした国家予算を全てつぎ込む一代決心は、財務大臣である母親に阻止されてしまうんですけどねww。
それでも自分の普段の小遣いで買えるプラモよりも、遥かに高額でしかも技量よりも難しくて部品数も多い大型キットを手に入れて鼻息荒く作り始める事が出来たのでした。。。

あの頃のプラモデルコーナーにおいて、子供が届かない棚の上にある大型プラモデルの王様は日本模型(ニチモ:現在プラモデル撤退)の大和でした。

http://plamo.janboo.net/?eid=1

スケール1/200,ラジコンにも出来る全長1,315mmもある船体パーツ!

これを買う為の練習としてタミヤやニチモの他の中規模のモーターライズのキットを購入して技量を磨き、コツコツをお小遣いとお年玉を貯めて満を持して購入出来た中学2年、しかもラジコン仕様にする為にさらに高額なプロポまで購入!。
人生の中で車とか家とかビックな買物はいろいろとしておりますが、このキットの購入が最も嬉しかったのはいまだに変わりません。この完成品は実家に大切に保管してあります!

↓大和紹介記事
http://arakichi.blog.fc2.com/blog-category-50.html


時は流れ2014年。


鼻息荒く、机の上で作りきれない大きなプラモデルを床で作り始める情景師、現在45歳。


流石にあの頃のように「手もぎ&爪切り」工作ではありませんが、家電製品並みにデッカいパーツをガツガツ組み立ててるこの感じ、久しぶりにワクワクしました♬。


b_赤城2


ハセガワの超大型キット『空母・赤城』です、しかもスケール1/350!


1/350 日本海軍 航空母艦 赤城1/350 日本海軍 航空母艦 赤城
(2008/10/27)
ハセガワ

商品詳細を見る



もちろん知っている方も多いでしょうが1/350スケールの空母赤城はそのサイズもそうですがお値段も超ビックな20000円オーバーする高額キット。

船と言えば漁船は作るが艦船模型など作るイメージのないのアラーキーがなぜこれを急に作ろうと思ったのかと言えば・・・・


ろうがんず杯」という模型コンテストに出る為。

http://www.sankei.com/entertainments/news/140518/ent1405180002-n1.html


ろうがんずのメンバーの方々には普段から大変お世話になっておりますが、私もここ数年は、セミプロみたいな立場になりましたのでプラモデルのコンテストからは足を洗っており、このコンテストも静観しておりました。

し、しかし・・・・


私のジオラマの師を仰ぐ金子辰也さんが参加表明。
そしてこれまたジオラマ界の重鎮である伊藤康治さんも参戦!
そしてそして、海洋堂の社長である「センム」さんの愛称で知られる宮脇さんまでも参加!


「あれ?アラーキーさん参加しないの??」

と逢う人、逢う人に囁かれて、しかもこんな豪華な先輩モデラーが参加して第一回目の模型コンテストを盛り上げようとしているのにも関わらず、私も加わらない手はないなと、参加エントリー数250名限定の中で締め切りギリギリの229番という滑り込みでエントリーHPをクリックしてしまいました。。。

が、


し・か・し、


その時には、



締め切りまで、



12日しか残されていなかったのでした。


12日しかない=12日で完成するものを作る。。。。
これは小学生でも出来る計算です(笑)。

が、私は「時間がない時に限って模型の神が降りてくる!」(苦笑)

12日しかない=12日で作ったよねぇ。。。という物でお茶を濁したくない!。

今回のコンテストの趣旨は
スケールモデルを使う事が条件、そしてプラモデルの楽しさを伝えるものを作る事

折角のコンテスト、しかも普段作らない、または作ろうと思っていたけど保留にしていた物を作るチャンスでもあります。

うむ・・・・・頭に浮かんだのは『空母赤城』!!!!。



こちらのBlogでも紹介しております映画「永遠の0」にて空母赤城の乗組員のエキストラをやった関係上、赤城はいつかは作りたいと思っていたのです。また、映画であんなカッコイイCG赤城を見せられては、もう以前からウズウズしていましたよ。

↓映画永遠の0空母赤城メイキング映像

http://www.youtube.com/watch?v=IzSZIdUSr7Y



しかし、12日間で普通の赤城を作って「作りました〜頑張りました〜」では
「ジオラマパフォーマー・アラーキー」の名前が廃れます(いつからその存在?)

そこでふとひらめいたアイデア。

時間もないのけど、インパクトのある空母・・・・

アニメ「ガールズ&パンツァー」に出て来た巨大な空母の甲板に街が作られている「学園艦」!
あの発想は無かった、でも広大な甲板はそれこそ建造物に最適な平面。

そして、タイミング良くエントリーする直前に訪れた江戸東京たてもの園で開催中の「ジブリ立体建物展」で見た千と千尋の神隠しで出て来た「油屋」の姿!このアジアンテイスト溢れる要塞のような塊感のある建物、これはカッコイイ!!!


あれこれ作って見たかったものをええええい!っと結合して、頭の中でグルグルシナプスが踊りだし!!
あげくの果てには『おおおぉそうだ!以前から城のプラモデルも作って見たかったんだぁ!」って
欲張りに欲張っちゃって、

で、キターーーーーーーーーーーーー!!
っと頭にひらめいたアイデアはコレ!!

スケッチ


ぶはははは!
これは面白い、しかも馬鹿らしい! 
赤城=赤い城、赤い空母。


オチが単なるダジャレという妄想艦を高額キットを使って、しかもたった12日間で作り上げるという「超無謀な挑戦」が始まったのでした。



12日間の死闘で完成した姿がこ・れ・だ・・・・・!!


b_要塞赤城2

どどどどどどどどどどどどどどどどどど!!!!

超弩級海上要塞 赤城

b_要塞赤城

b_要塞赤城3




ほぼスケッチ通り!想像していた以上にベンガラの赤い壁面が城にも空母にもマッチします!

しかし、12日間はキツかった。。。。。

脱線まじりの制作秘話と詳細写真は次回にて。

ではでは。


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プロフィール

情景師・アラーキー

Author:情景師・アラーキー
.
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■ 情景作家
■ 1969年生 居住地:東京・杉並 

「日常にあふれるさりげない光景」を立体化する事が得意なオールラウンドジオラマ作家。昭和ノスタルジーからアニメシーン再現まで製作範囲の守備範囲は無限。むしろ挑んだ事がない題材を与えられると燃えるタイプです。

「生み出すものに魂を込めて作る職人のようにありたい」・・・と願って「情景師」を名乗っています。

<過去の作例活動経歴>
●電撃ホビーマガジン
●電撃スケールマガジン
●モデルグラフィックス
●アーマーモデリング
●モデルカーズ
●パンツァーグラフ
●エクストラマガジン
(スペインの模型雑誌)

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(製作事例:CM、テレビ撮影用、展示会用、トイの商品開発用、企業ノベルティー等)
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・展示会等での作品貸し出しもしております。
・TV,雑誌,Web取材等の随時受付中。
<出演事例>
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・めざましTV(フジテレビ)
・タモリ倶楽部(テレビ朝日)
・怒り新党(テレビ朝日)
・情報ライブミヤネ屋(TBS)
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・経済ビジネスライン(BSNHK)
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