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1/32 バットモービルタンブラーのおすすめ!


奇才・クリストファー・ノーラン監督の映画バットマン・シリーズはそれまでのティム・バートン監督作品の「コミックの実写化」という手法とは違い、彼が目指したバットマンの世界観はあくまでも普通の人間である主役・ブルースウェインがなぜバットマンになったのか?そしてそのヒーローを存在させる上で必要な背景を現実的で破綻のないコンセプトとして産み出した作品でした。

そしてバットマンを語る上で重要な存在がバットモービルです!!。

それまでの実写化されたバットモービルは DCコミックに出て来そうなデザインを重用視しており、そのあまりにもインパクトがあるデザインはバットマンだからゆるされている存在でした(笑)
しかしノーラン監督のバットマンに出て来た「タンブラー」は、主人公・ブルースが持つウエイン産業が開発していた軍用試作車という想定で、その超人的な機能と、開発された背景を一瞬で観客に説得させる要素をもっていました。
劇中で見る限り、このタンブラーは模型を代用したり、CGで作り込んだりする絵作りはどこにも見られずに(実際には 1/6スケールぐらいの大型模型を使ったシーンはいくつかありますが)ほぼ実車を使った迫力あるアクションシーンが非常に魅力的でした!。
私は当初、ティムバートン版のロケット型のバットモービル(初代)がバットモービルの究極なデザインでありいかにも現代版のバットモービルだ!と思っていたので、この装甲車風のデザインのバットモービルは当初からあまり好きではありませんでした。
ちょっと「やりすぎたなぁ」と思えるギザギザのデザインがリアルにこだわったというコンセプト、それは軍用に開発されたものがウエイン産業の開発部門の地下に眠っていたという想定とはいささかギャップがあってちょっと強引に感じたのですが、劇中でまるで実在するかのように高速で激走し、そして5mほどの高さをいとも簡単にジャンプするシーンを見た後にはすっかりノックアウトされるのでした(笑)

そんなバットモービルタンブラーは、クリストファー・ノーラン版バットマンに3作(おおよそこの映画の制作&公開期間が5年の長期間にもかかわらず)ともほぼ形を変えずに出演しているという事も、色あせないデザインであるという事実を含んでいるのです。


さて、今回の本題はこのバットモービル・タンブラーがなんと海洋堂のリボルティックシリーズで販売されるという事。

http://tokusatsurevoltech.com/series043/


img043_main.jpg



リボルティック???えどこにあのリボ玉を使っているの???というツッコミが真っ先におきそうなのですが、この1/32スケールという設定がうれしいじゃないですか!
ミニカーを意識すると1/64や1/43サイズ、に成ってしまいがちですし、実際にはトミカシリーズにもこのタンブラーは販売されていたりするのですが、ジオラマが作りやすい1/32に設定した事に大歓迎!!

そればかりではなく、なんとその完成済みトイが販売される前に先駆けて、その型を使ってガレージキットが限定発売されるのですよ!!

http://modelkasten.com/batmobile/

これは高チャンス!

え・・・・と、値段をみてビックリしてしまうのですが、しかしこの手のキットをワンフェス等で手に入れようとすするとこの位はするかと思われるのと、まぁ作らなくとも実際に持っていると将来的にも価値が出るのは予想できるという下心で購入するもよし。

今回はこれを使った作例を製作中である事も含めて、このガレージキットの販売が3月5日までなので宣伝をかねて、特別に私のブログでその制作途中の様子を公開する許可をもらいました。


バットモービル1



プロポーションは流石、海洋堂の原型だけあって、どの角度からみても劇中のタンブラーそのもの。
実際にいろいろな立体物が販売されておりますが、この複雑な面の角度がちょっと違うなぁと思われるものも多々あるのです。


バットモービル3



バットモービル2


ガレージキットとは言え、本目的はリボルティックの玩具の原型なので強度などを考慮した作りに成っている部分等がありますのでそこは思う存分ディテールアップして楽しめます。主に油圧を使った様々な部分のシリンダーを作りかて楽しんでいます!

このタンブラーというマシンを、いろいろな資料を眺めて解釈すると実はバイクの作りに良く似ているという事が解ります。

バットモービル6


バイク模型の醍醐味はやはりフロントフォークや様々なチューブ類を細かく再現する事にあります。
私もこのタンブラーを真鍮線を使って作り替えて、緻密さを演出しております。



映画を見た方はお解りでしょうが、このタンブラーは主に夜のシーンに登場しています。
それはもちろんバットマンが闇夜にまぎれて活動している事が大前提ですが、暗いゴッザムシティーの町中をこのつや消しの黒で塗装されたタンブラーが激走するシーンが本当にカッコいい!!

そしてそこで重要になるのがライトです!
バットモービルタンブラーは小さいハロゲンライトが随所に分散配置されたデザインで、それが最高にカッコいいのです。

もちろんそれを再現しない手はないな!と。
1/32スケールの車体はそれほど大きいとは言えませんが、最近ではチップ LEDのおかげで非常に小さいスペースでも十分に配線&電池配置をする事が可能なんですよね。

それがこの結果です!!






バットモービル7



キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

劇中と同じあのライティング!!!


そうそうこれが見たかったんですよ。

こんな事も出来ちゃうのがガレージキットの利点です。


という事で、限定発売のバットモービル・タンブラーの購入をお勧めいたします!

http://modelkasten.com/batmobile/



そもそもこのキットの宣伝用の作例でしたが、諸事情で掲載が遅れましたので、この記事でフォローしようという意図です。そう、完全に宣伝記事なんですけどね(笑)


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プロフィール

情景師・アラーキー

Author:情景師・アラーキー
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■ 情景作家
■ 1969年生 居住地:東京・杉並 

「日常にあふれるさりげない光景」を立体化する事が得意なオールラウンドジオラマ作家。昭和ノスタルジーからアニメシーン再現まで製作範囲の守備範囲は無限。むしろ挑んだ事がない題材を与えられると燃えるタイプです。

「生み出すものに魂を込めて作る職人のようにありたい」・・・と願って「情景師」を名乗っています。

<過去の作例活動経歴>
●電撃ホビーマガジン
●電撃スケールマガジン
●モデルグラフィックス
●アーマーモデリング
●モデルカーズ
●パンツァーグラフ
●エクストラマガジン
(スペインの模型雑誌)

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(製作事例:CM、テレビ撮影用、展示会用、トイの商品開発用、企業ノベルティー等)
・ジオラマ制作についての相談&質問もお答えします
・展示会等での作品貸し出しもしております。
・TV,雑誌,Web取材等の随時受付中。
<出演事例>
・おはよう日本(NHK)
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・タモリ倶楽部(テレビ朝日)
・怒り新党(テレビ朝日)
・情報ライブミヤネ屋(TBS)
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