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名刺サイズの小さな世界 ”その2”


GWいかがお過ごしでしょうか?

毎年GWが始まると真っ先に放たれた矢のように高速使って出かけるのは無謀かなぁと毎年躊躇しています。。。

我が家は僕の今の実家が千葉の習志野、そして嫁さんの実家が東京・品川ですので無理して帰省する必要もなく
何十キロもの渋滞のニュースを見ながら「大変だなぁ」と他人事のように思っていたけど、
正直、田舎に帰ってゆく友人達や、休みをフルに使ってレジャーに出かける事をちょっとうらやましく思ったりしていました。。。。

でも、前半3連休だけが全てが晴れるチャンスと知って、「無謀な行き当たりばっ旅に出かけるか!」と初日の朝の5時起き6時出発でバイクで出発しました!
目指すは福島県・猪苗代湖。地震の影響で観光客が減っている様なのでその支援目的も兼ねて。
宿の予約はなし、気の向くままに走行して、気に入った場所で泊まる。iPhoneがありますからいつでもネットで宿を探せる利点がありますからね。
今年の春の訪れが遅かったが故になんとGWに桜前線をバイクで追いかけられるぐらいに遅かったんですよ。
「桜を追いかけて単車を転がすのさ♪」・・・・という歌があったかどうかは解りませんがそんな気分で。
心配していた渋滞にはほとんど巻き込まれる事なく、比較的スムーズに流れていました。
東北道では路肩や防音壁がどころどころ破損した跡があって震災の爪痕を感じながらの走行でした。。。

旅の目的のもう一つは、私の趣味の一つに日本の城めぐり!。
そして城と言えば桜。そう、日本に残る城跡には桜が植えてあるところが多いんですよね。「城+さくら」の組み合わせは最高!。こ年のGWにはこの奇跡のコラボレーションが堪能出来るとあれば・・・・(涙)

まずは福島県白河市にある「白河・小峰城」
3.11の東日本大震災の際には現存していた立派な石垣のかなりの範囲で崩れてしまう被害にあいました。
しかし奇跡的に木造復元した天守かわりの3階櫓は無傷。それを思えばかろうじてよかったと思いたいです。

いち早く石垣の復元・復興を願います。。。。



ブログ2



会津若松城(鶴ヶ城)

ああ、うつくしい.....

ブログ1



瓦がピンク色に見えるのはこの城の特徴である「赤瓦」のせいです。
2年前に普通のネズミ色の瓦から幕末の頃の姿に瓦を復元し直したのです。桜のピンク色との組み合わせが最高〜!!


最後は福島県・二本松市にある二本松城。

高い石垣が綺麗ですね〜。ここも地震の影響で近年復元された本丸の石垣が一部崩れかかったせいで残念ながら立ち入り禁止。

ここは福島でも温かいのか?桜は散ってしまった後でしたね。
たまには愛車と城の組み合わせで写真をパチリ。
私は家にず〜と籠ってジオラマ作ってばかりいるおっさんと違う事をたまにはアピール(笑)

二本松城





福島県だけでこんなに素敵な城があるんですよ。
すばらしいところです。是非とも皆さん、観光に訪れてください!!


で、・・・大好きな城の話だけですでに自分としてはお腹いっぱいなんですけど・・・・

さて、本題(笑)

前回の日記で1/144スケールの極小戦車食玩『ワールドタンクミュージアム」を使った名刺サイズのジオラマの話をしましたが、今回は同サイズで造った他のジオラマの紹介をいたします。


第2次大戦のドイツにおいて88mm砲を搭載した最強戦車タイガー1型!!。
最近ではティーガーとかティーゲルとか発音しますが、私は古来の呼び方タイガー1が好き♥

名刺1



欧州の煉瓦建物と戦車、作戦伝達に使われたキューベルワーゲンと兵士の組み合わせ。
非常に定番な構図です。しかし 1/35スケールで制作するとけっこうボリュームのある大きさになってしまいます。


でもこれは名刺サイズ♪。


こんな大きさです。

自分で言うのもなんですが「ちっちゃ!」かわいい♪
いいサイズですね。名刺サイズ。

名刺2


でもって、70年前の欧州前線だけではなく湾岸戦争あたりの近代戦のジオラマも。

メル1



パームツリーと窓の形が特徴的なビルがいかにも「中東」という雰囲気。
燃えて錆び付いた車はNゲージ用の車を改造しています。写真では見えませんが燃えて飛び出た座席のスプリングも細かく再現しています。

使用した戦車はWTMからイスラエル軍の誇る近代戦車「メルカバMk.3」。増加装甲が未来の戦車みたいでカッコいいですね。


メル2



背後のビルの裏はこんな感じに。

これも 1/35スケールで制作すると結構な大きさになる構図ですので名刺サイズはありがたいですね。

メル3


============================================


欧州前線のあの構図で車両だけを変えた作品もいくつか造りました。


メル5


メル4



タイガー1の迷彩塗装違いとキングタイガーの情景。


・・・・まるでコピーペイストしたような作品をわざわざ造ったのはなせ??

実はこの2点だけは、かつてガレージキットの祭典・ワンダーフェスティバルに参加していた時に制作して販売いた作品なんです。
実はこの廃墟も、ベースの部分も原型作ってシリコンゴムで型取りした、私のブースで売っていた商品。
かつて WTMブームの際にけっこうよく売れた商品の一つでした。

この話はいずれご紹介しますね。


名刺サイズのジオラマはいくつ造っても楽しくて、場所も取らずにいいですよ!。


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名刺サイズの小さな世界 ”パリ解放の情景”



あと2日でGW!

毎年今頃は全国の週間天気予報とにらめっこしながら計画を立てるのが我が家の方法。
それはバイク中心の行動が多いからです。
5月の新緑の美しい季節はやはりバイクで走るのが一番!
しかも渋滞では無理しない範囲ですり抜けでコマを進める事が出来ますのでストレス知らず。
かみさんもライダーなんですよ。


・・・・・私の背中にコアラのように張り付いているライダーですけど(笑)


バイクの話がでたつながりで、前回の猫とバイクの小さなジオラマのお話をしましたが、私はこの「名刺サイズ」のジオラマが大好きで結構な数を作っています。小さな、ちいさな凝縮感のあるこのサイズは日本人が好きな
「ボンサイ」の世界。


名刺6



AFVの題材としては良くある「戦車と建物と人」の構図。


青、白、赤のトリコロールのフラッグが楽しそうに振られている光景。
第2次大戦においてドイツ軍からフランスが解放されて市民が連合軍を歓迎しているシーンを再現しています。


パリ2



1/144スケールの戦車は数年前に食玩界に大ブームを引き起こした「ワールドタンクミュージアム」のシャーマン。こんなに小さくて完成度が高く、そして彩色済みの食玩として全国のスーパー&コンビニでいつでも買えたのははなんと幸せな時代だったのでしょう。

http://www7b.biglobe.ne.jp/~shokuganhonpo/page002.html


このワールドタンクミュージアムは海洋堂がこんどは無彩色の組み立て模型として再び市場に投入しようとしています。

http://www.union-creative.jp/item/uci/blamodel2.html


ちいさなちいさなフィギュアはドイツのプライザーの鉄道模型用のフィギュア。
こんな小さな造形物が金型で抜けるんだ。。。。と驚愕なフィギュアをいっぱいだしているメーカーです。

http://www.preiser.jp/

建物ものはプラ板から制作しました。フランスによくある屋根裏部屋があるマンサード屋根の建物など
1/35スケールで作ってしまうとかなりの大きさになってしまいますからね。



拡大の写真をみているとちょっと想像つかないと思いますが、名刺サイズってこんな大きさです。



名刺5



わぉ!!自分で言っちゃうのも変ですが、本当に凝縮感があってかわいい緻密さがいいですね〜。


おそらくPCでこの写真を見た方は実際の大きさよりちょっとだけ大きめに映っていると思います。

名刺サイズジオラマ、おすすめです!!

(デコパージュと言われるふちが加工された木の板が全国のホームセンターや手芸店で売られていると思いますが
ちょうどこの名刺サイズの台が売られています。この作品はそのベースに角材で台をかさ上げしてニスで仕上げています。)

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プロフィール

情景師・アラーキー

Author:情景師・アラーキー
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■ 情景作家
■ 1969年生 居住地:東京・杉並 

「日常にあふれるさりげない光景」を立体化する事が得意なオールラウンドジオラマ作家。昭和ノスタルジーからアニメシーン再現まで製作範囲の守備範囲は無限。むしろ挑んだ事がない題材を与えられると燃えるタイプです。

「生み出すものに魂を込めて作る職人のようにありたい」・・・と願って「情景師」を名乗っています。

<過去の作例活動経歴>
●電撃ホビーマガジン
●電撃スケールマガジン
●モデルグラフィックス
●アーマーモデリング
●モデルカーズ
●パンツァーグラフ
●エクストラマガジン
(スペインの模型雑誌)

<<ジオラマ制作随時承ります>>
(製作事例:CM、テレビ撮影用、展示会用、トイの商品開発用、企業ノベルティー等)
・ジオラマ制作についての相談&質問もお答えします
・展示会等での作品貸し出しもしております。
・TV,雑誌,Web取材等の随時受付中。
<出演事例>
・おはよう日本(NHK)
・めざましTV(フジテレビ)
・タモリ倶楽部(テレビ朝日)
・怒り新党(テレビ朝日)
・情報ライブミヤネ屋(TBS)
・まにあマニアル(BS日テレ)
・王様のブランチ(TBS)
・lifeサプリ(BS日テレ)
・経済ビジネスライン(BSNHK)
<雑誌取材事例>
・週刊新潮
・週刊アスキー
・女性自身
・ホットペッパー
・ビーコン

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