fc2ブログ

映画のセットのようなジオラマ!(1/144ホワイトベース内部)


また週末は雨。

そういう時は・・・・
もちろん家に籠って模型制作をしますけど、いい加減ちょっと連続制作も飽きて来たので気分転換で遠出をしたい所ですなぁ。

最近バイク乗っていないもんなぁ。。。

九州では春一番が吹いたというニュースを聞きました。
もうすぐ春のおとずれですね。

さて、ここのところ4輪車ばかりのジオラマ制作記事が続きましたので、オールジャンヌモデラーとしては
まったく違う分野のジオラマも作っているんだよ!とアピールしたいところ。

ガラリと雰囲気を変えてガンプラのジオラマの紹介をしたいと思います。



ホワイトベース1



言わずと知れた機動戦士ガンダムの劇中の名シーンであるホワイトベース内部のMS格納庫の修理風景です!


※ホワイトベース  (宇宙空母または宇宙航空戦艦。地球連邦軍所属のペガサス級強襲揚陸艦2番艦)


ジオラマ内部に設置されたホワイトLEDを使った照明だけで撮影しており、ちょっと薄暗い雰囲気がまるでハリウッド映画を彷彿とさせる雰囲気を醸し出しているでしょう?


ホワイトベース2



ホワイトベース3



ガンダムの背後には同じ試作MS(モビルスーツ)であるガンキャノンが整備中。本来ならばこのさらに奥にキャタピラ装着型のMSであるガンタンクがあるのですが、指定されたジオラマ寸法に収まらなかったので背後にはシャッターが閉じられているという想定で背後は隠してしまいました。


この作品が造られたのは今から2年まえの2010年。

ガンプラ誕生30周年記念イベントの為に模型雑誌3誌によるジオラマ共作という依頼で制作したものです。

それは・・・・

ホビージャパン代表モデラー・山田卓司
モデルグラフィックス代表モデラー・ワイルドリバー荒川
そして電撃ホビーマガジン代表・荒木智

面々が凄ごすぎる。。。。ガクブルガクブル。。。
とものすごくプレッシャーのある面々でのジオラマ対決という企画でした。

その頃は私は電撃ホビーマガジンさんの依頼は数回しか受けておらずに「代表」として持ち上げられるにはちょっと場違いなのでは?と思いましたが期待されてのことでしたので大変名誉である事はたしか。

頼まれたから断れないO型性格。

だけど・・・・その制作条件にちょっと唖然・・・・

おそらくそれが理由で他の電撃レギュラーモデラーが断ったのかな?と思いました。



それは・・・・制作時間がたったの28日しかなかった事。

なぜ、そんなギリギリになってこの企画が持ち上がったのかはいまだに謎ですが、山田さんも荒川さんも同じ条件で造るのであればまぁ挑む価値はあるなと思いお引き受けしました。


しかし電撃ホビーマガジンさんはさらに条件があって
「このジオラマを掲載される号には雑誌付録で1/144MSハンガーが付きますのでそれを使った情景にしてください」との事(大汗)。



つまり、MSハンガー(モビルスーツを整備する為の作業台)を使うといえばホワイトベース内部の情景しかない訳です。
地面がある情景の場合はいろいろ工面するとそれなりに短期間でもジオラマを造る事が出来るのですが、作業風景などのジオラマって壁面や天井面、そして整備している風景を造り込むのにかなりの時間と精度が必要になります。。。。。。

その風景は一度は作ってみたいと思っていたジオラマでした。

おそらくガンプラを愛する人ならばだれもが思い浮かぶこのプラモのパッケージ画

プロトタイプガンダム



ガンダムMSVシリーズの石橋謙一さんが描いた緻密画によるプロトタイプガンダムのこの絵!!

やはりこの絵を再現したいなぁと思ってあえて難しいいばらの道へ。。。

しかも今回のジオラマの条件には、ガンプラ誕生30周年記念プラモとして超緻密なガンプラ、1/144
『RGガンダム』を使って、300mm×200mmのジオラマサイズに仕上げるという事でした。


ホワイトベース4



整備風景ならばやはりガンダムも整備している様子に改造せねば・・・

無謀にもこの短期間制作においてさらに首を絞める「ガンダムフルハッチオープン」制作にチャレンジ!

どこまで無謀なんだ2年前の私。。。。


して・・・・




塗装前ガンダム






「あの頃君は若かった」



40歳になりたての私はこのジオラマを作っている最中にどんどん目が悪くなって「老眼」がスタートしてしまったのでした(泣)。



<定期PR>

※2021年2月11日発売
2015年にジオラマ作家として独立してから5年間に受注した仕事をまとめた写真エッセイ集。今までのジオラマ本のように作り方のHow to 記事も盛り込みながら、それぞれの仕事をどのように受注してアウトプットしたかを綴ったビジネス本として執筆しました。
好きな事を仕事にしたいクリエイター志望の方へのヒントになれば!





※2019年4月10日発売
失われつつある昭和の駄菓子屋を1/24スケールで徹底的に作り込み、その作り方を図面、写真で超解説したジオラマHOW TO 本。和風日本家屋の構造解説でドールハウスや鉄道模型などのジオラマ作りの参考になります!





※2016年8月に発売された私の初のジオラマHow to写真集「作る!超リアルなジオラマ」
イラストと写真を織り交ぜて、ジオラマ作りの考え方や作り方、保存の仕方、写真撮影、SNSでのアピールの仕方など重箱の隅を突くように執筆した本です。現在6刷突入で2万冊突破で好評発売中です!




                 
※2015年に発売された私の初の作品/エッセイ集「凄い!ジオラマ」をカラー写真2倍に増量+本の多さアップで生まれ変えた「凄い!ジオラマ[改]ジオラマ作りの楽しさを文章と写真で楽しめる本です!2018年11月発売



                

                 

※このBlogをスマートフォンでご覧の方、スマートフォン表示ではなく、「PCモード表示」にすると、過去の記事の検索や、問い合わせの為のメール送信のフォームがご覧いただけます。



スポンサーサイト



プロフィール

情景師・アラーキー

Author:情景師・アラーキー
.
.
■ 情景作家
■ 1969年生 居住地:東京・杉並 

「日常にあふれるさりげない光景」を立体化する事が得意なオールラウンドジオラマ作家。昭和ノスタルジーからアニメシーン再現まで製作範囲の守備範囲は無限。むしろ挑んだ事がない題材を与えられると燃えるタイプです。

「生み出すものに魂を込めて作る職人のようにありたい」・・・と願って「情景師」を名乗っています。

<過去の作例活動経歴>
●電撃ホビーマガジン
●電撃スケールマガジン
●モデルグラフィックス
●アーマーモデリング
●モデルカーズ
●パンツァーグラフ
●エクストラマガジン
(スペインの模型雑誌)

<<ジオラマ制作随時承ります>>
(製作事例:CM、テレビ撮影用、展示会用、トイの商品開発用、企業ノベルティー等)
・ジオラマ制作についての相談&質問もお答えします
・展示会等での作品貸し出しもしております。
・TV,雑誌,Web取材等の随時受付中。
<出演事例>
・おはよう日本(NHK)
・めざましTV(フジテレビ)
・タモリ倶楽部(テレビ朝日)
・怒り新党(テレビ朝日)
・情報ライブミヤネ屋(TBS)
・まにあマニアル(BS日テレ)
・王様のブランチ(TBS)
・lifeサプリ(BS日テレ)
・経済ビジネスライン(BSNHK)
<雑誌取材事例>
・週刊新潮
・週刊アスキー
・女性自身
・ホットペッパー
・ビーコン

まずは直下にある「メールフォーム」にてご相談ください
(ご注意:最近問い合わせの私からの返信メールが送り先の「迷惑メールフォルダー」に振り分けられる事例が多くなっております。必ず問い合わせには返信しておりますので、ご確認くださいませ)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Ads by Google
カテゴリ
Ads by Google
月別アーカイブ
Ads by Google
今日も私のブログにお越しいただきありがとうございます
Ads by Google
Ads by Google
リンク
検索フォーム
Ads by Google