モトコンポと「こんぽ」う箱の話
1981年に発売された若者向けの車の名車・HONDA CITY
そのリズミカルなCMは、当時小学生だった私の学校でも随分流行りました♬
ムカデ競走のようなポーズ、最後の決めポーズも友人と真似ました。
新しさを感じるちょっと背の高いトールボーイの車体デザインのCITY、そしてその後部の荷台スペースにスッポリと収まる専用のバイクとして発売された「モトコンポ」もかなり衝撃的なデビューでした。バイクメーカーだったホンダにしか出来ないコンセプト!まだ原付バイクを乗る為には、普通乗用車免許を持っていればだれでも乗る事ができた時代の申し子。
モトコンポはハンドルが折り畳まれて本体の中に収まるとまるでスーツケースのような四角いフォルムに!
こんなキュートで洗礼されたデザインを産み出せる「ホンダ」というメーカーを人生で初めて意識した商品でした。
しかし、当時はモトコンポ自身はあまり売れなかったようです。小さすぎる車体で荷台もなく、単体としては高額すぎたんでしょうね。時代が早過ぎました。
さて、そのモトコンポが、アオシマ(青島文化教材社)から完成済みのガチャガチャとして発売されました!
1/24スケールという大きさも嬉しいのですが、注目すべきは、部品の差し替えで梱包状態になることです!
この仕様をみて、私はピンと思いつきました♬
このモトコンポは、発売当時は、原寸大のイラストが描かれた梱包箱に入って販売されていたのです!
こんな箱まで気を抜かずに演出するとは‥‥これは今のアップル社の製品の姿勢の先駆けでないでしょうか?
当時このモトコンポを新車で買った方も、基本的には箱から出されて整備されて引き渡されるのでこの箱の存在をしらない方も多いかと思います。
随分前からこの箱のデザインは知っており、事象「箱フェチ」である私は、少ない資料を元に、当時の箱のデザインをペーパークラフトとして描いて作っておりました。
上記のデータをプリントしてサイズを合わせて組み立てると・・・
ほら、狙った通りにピッタリ♬
いいですね〜いいですね〜
そんでもって、それを今、製作中の駄菓子屋ジオラマの前に置いてみると・・・・
1980年代のホンダのバイク屋ジオラマが完成♬
め、め、目頭が熱くなる・・・・
ちなみに、上記の写真の箱は、ダンボール地の紙として売られているこちらを使ってプリントしたもの。
ダンボールの色がリアルに再現されます。
そのプリントの際には、上記の展開図ではなく、こちらの色を抜いた無地のアウトラインデータをお使い下さいませ!
かなり本格的に作ってみたい人は、Twitterでアップしている記事に貼付けられた画像データの方が解像度が高いのでそちらの画像を保存してお使い下さいませ↓記事はこちら。
https://twitter.com/arakichi1969/status/1021317051250429952
アオシマさんは、最近、ガチャガチャ用のアイテムにかなり力を入れており、嬉しい悲鳴ばかりのアイテムを発売しております。
モトコンポよりも先に発売された1/24スケールのホンダのモンキー/ゴリラのガチャガチャもかなり緻密でオススメです!
アオシマさんの別のガチャガチャ、スケールは1/32 scaleになりますが、ホンダのCubのミニチュアもオススメ!
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※2021年2月11日発売
2015年にジオラマ作家として独立してから5年間に受注した仕事をまとめた写真エッセイ集。今までのジオラマ本のように作り方のHow to 記事も盛り込みながら、それぞれの仕事をどのように受注してアウトプットしたかを綴ったビジネス本として執筆しました。
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失われつつある昭和の駄菓子屋を1/24スケールで徹底的に作り込み、その作り方を図面、写真で超解説したジオラマHOW TO 本。和風日本家屋の構造解説でドールハウスや鉄道模型などのジオラマ作りの参考になります!
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